ヒヤリハットΣ(・□・;)!!! 危険は「いつ」でも「何処」にでも潜んでいる!「事故防止」の為には「関わる皆んなが参加」しなければ!
先日、2件のヒヤリハットに遭遇しました。先ずはその出来事のご報告となります。
1.ヒヤリハット事例(その1)
①場所:
東から西方向に登り坂(交差点から急こう配になる)。南北方向は交差点を頂点とする山なりの坂道。信号の無い交差点。
②状況:
私の車両(図上の赤)が東から交差点(信号機はない)に近付いたが、坂道途中であることと、見通しが悪いため減速して徐行に切り換えたところ、北側から東側へ左折しようとする車両が目に入った。しかし、そのまま交差点を通過せずに一旦停止する状況に違和感を感じた。その車両の左側(曲がり角の内側)に目を向けると、3人の小学3~4年生の女の子たちが、まさしく横断歩道を渡るべきか、止まるべきか躊躇している姿を確認することができた。
③問題:
歩道沿いの街路樹と交差点角の建物が視界を狭める要因となり、私の車両(東から西方向へ)からは、3人の小学3~4年生の女の子たちが北側から坂を上って来る様子を目視することはできなかった。北側から東側へ左折しようとした車両は、その様子を間近で注視しながら左折手前で一旦停止したのでしょう。
④対処:
徐行に切り換えた直後であったことと、登り坂であったことも手伝って急ブーキとなることなく安全に停止ができましたが、横断歩道を渡ろうとする女の子たちへの目視と認識は遅れ気味だったと恐々と感じる瞬間でした。窓は全開でしたので、手を差し出して「どうぞ」と女の子たちへ声掛けをして渡ってもうらうことができました。
横断歩道を渡る際に「ありがとうございます。」と、二人を先導する女の子が言葉を残しました(本当に良く教えられ、そしてしっかりと学んで行動できているな!と感心しました)。
⑤結果:
女の子たちが無事に横断歩道を渡り切ったのを確認すると同時に、左折で待機していた車両のドライバーと目が合い、お互いに軽く会釈ができました。
「悲惨な出来事」を回避した安堵の瞬間でした。
⑥所感:
小学生の女の子たち(特に残り二人を先導していた女の子)は、見切りで横断歩道を渡らずに踏み止まったことは、褒められるべき行動だと感じました(教えられたことをしっかりと守れましたね)。横断歩道を渡り急がずに左右の状況(東から西へ走る私の車両にも注意を払いました)を注意深く視たことが「安全の結果」を生んだといえます。
より良き状態を願って欲をいえば、焦らず、動きながらではなく「3人でしっかりと一旦立ち止まって、手を上げてアピール」して欲しかった。
また、左折で一旦停止した車両への希望としては、私へ「当然、止まるだろう」ではななく、「止まらないかも知れない」、「気付いていないかも知れない」と「クラクション」で注意喚起をして欲しかった。気付かせて欲しかった。(先方車両からも私の車両が近づく様子に気付き難い視界にあったのだと思われます。この判断や行動は、なかなか難しいですね・・・。)
何れにせよ、普段からの「危険予知・予測」によって「安全側」の判断と「徐行」という行動で「安全」を確保できたといえます。
2.ヒヤリハット事例(その2)
自転車が近寄る速度は想いの他に驚異的に速い!
①場所:
片側2車線、50km/h制限の幹線道路沿いの交差点に面した店舗の駐車場の出入り口となる歩道にて、ヒヤリハットを感じる場面があった。店舗の正面は駐車場の東側、側面(裏面)はその南側となる。今回はこの側面、南側が当該部分となる。
②状況:
GoogleMapによるナビを利用したが、初めて行く場所であったため、目的地を目視確認でき次第に駐車場の出入り口の大小や交通流等への影響を考慮することなく、歩道を跨いで左折した。もちろん、左後方側からのバイクや自転車、歩行者等の通行の有無を(巻き込みの無いことを)確認、さらに車両の前方から右側にかけても、駐車場出入口の間口(安全範囲)と歩道上の自転車や歩行者の有無を確認。この時点で歩道の半分を跨いだ状態であった。
③問題:
いわゆる安全確認を終え、駐車場内へ入るためのアクセルに足を乗せて踏んだ瞬間に、右側の側面、運転席窓越し2~3mほどの位置に自転車に乗る高齢者(女性)の姿を目視確認することができた(方向でいうと15時30分~16時あたり)。
止まろうとするブレーキ音も聞こえず、自転車をこぐ仕草(ペダルが回っているように)が見えた。
しかし、再びつま先をブレーキに戻す思考と葛藤しつつも車両は駐車場内に入っていた。
④対処:
実質、自転車の接近を確認できたものの停止することなく、車両を進ませて通過したことになる。
車両を停止させるべきだったのか、通過させてしまうことが安全だったのか判断に困るところである。
⑤結果:
駐車場内に入った直後にバックミラーやサイドミラーに映る光景や、窓越しに聞こえる自転車転倒や悲鳴等の声は(当然?結果的に?)耳に入ることはなかった。軽率な表現に聞こえるかも知れないが、あの状況で自転車は安全に通過したのであろう。むしろ、停止することなく通過したことで自転車の急ブレーキを防げたのかも知れない。
⑥所感:
時速15km/hで走行する自転車は1秒間に4m進むことになる。歩道の半分地点で、左右(もう一度左方向)の確認を終える1秒間に自転車の存在は視野に入っていなかったが、次の行動に入った直後には間近に接近していたことになる。
車両の進行方向の信号は青だったが(前方の歩行者用の信号機の状態や、輔車分離信号の有無は確認範囲には入っておらず記憶にはない)、その自転車が交差点を東西方向に通過して来たのか、北側から南下して西方向へ進んで来たのかは全く不明である。
両目肉眼で目視確認を経た結果としての安全ではなかったため、「気持ち悪さ」が残っている。
自転車側の視点としては「車両が歩道を跨ぐのも分かっているし、速度は制御している、こっちを構わずにさっさと駐車場へ入れ!」なのか?、「車両がしっかりと(さらに1秒ほど)歩道中間地点で停止していれば、その車両の前方を通過できたのに!」なのか?
いずれにしても双方のアイコンタクト(表情確認)ができないままの結果となった。
自転車の特性から完全停止はしたくない心理が働くこととも理解はできるが、見切り行動ではなく明確に停止の姿勢(表情)を見せて欲しかった。自転車をこいでいたのが高齢者であったため、慣性に任せて走行し続けたかったのであろう。
私としては、前方方向に自転車を確認できたのならば、当然ながら(どんな段階、瞬間でも)ブレーキにつま先が移動したはずだが、側面側であったことと、視界に入るタイミングが遅かったことから、停止することで安全確保ができるという思考に切り換えることができなかった。
僅かなズレが生じていたら(一歩間違っていたら)、接触・衝突事故へと発展した可能性も残る結果となった。
3.「思いやり関係図」
これら2つのヒヤリハットだけが起源となる訳ではありませんが、本当の「安全」と「事故防止」のためには、お互いの気持ちが重なり合う部分が大切だと考えることができます。
「お互いに、注意深く、目配り・気配り・思いやり。譲り合う気持ちが事故防止の鍵!」
特に交差点、複数の通行が交錯する場面で重要になる考えです。一方的な気持ちでは確実だとは言えず、関係し合う双方の意識の重なる部分によって安全が保たれるといえます。青色と黄色同士では❶の部分で、黄色と赤色同士では❷の部分で、赤色と青色同士では❸の部分で、3色の色同士が関わり合う場面では❹の部分で確実な安全が生まれるという考えです。
「お互いの意識が重なり合う部分で、安全を確保できる!」
関係し合う場面にてお互いの意識が向き合うこと、同じ目的と価値観で「意識が重なり合うこと」が大切です。他人任せでは本当の安全を確保できないことを示しています。
このためには、時には相手にクラクションやパッシング、ハンドサインで「注意を促す」こと、「気付かせてあげること」が大切で、お互いに「歩み寄り理解し合う」姿勢が求められます。
まとめ
ヒヤリハット(その2)については、独り相撲の印象が濃厚ですが、最大限にできること全てを投じて安全確認と安全運転に努めてはいても、後味の悪い記憶を残す場面となりました。
ドライバーがその瞬間に目視して読み取ることができる情報の範囲は、極めて限られています。関係し合う瞬間にあってはお互い様です。全てを共有し合うことなどできるはずがありません。しかし、本当の安全を目指すためには、お互いの意識や気持ちを重ねる部分(クラクション、パッシング、アイコンタクト、ハンドサイン、表情交換等)が必要となり、お互いに「歩み寄り理解し合う」姿勢が求められると考えるのです。
表現方法の知識や個人的な性格の部分にも関係するものと思われますが、お互いの安全と命を守るために必要な部分ですから、是非とも一歩踏み込んで心構えしておきたいと考える次第です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ヒヤリハット事例と思いやり関係図が、少しでも印象に残れば嬉しい限りです。
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