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始めて写真を見た時、月の輪熊🐻ようだった。


昨年の12月。ジモティーにてラブラドールの子犬(2ヵ月)の里親を募集する投稿に出会いました。もう一匹欲しい、できれば憧れの大型犬がいいなと思っていた矢先でしたので、的を得たズバリの衝撃でした。

投稿の写真を見ると、飼い主に抱えられて正面の全体が見える状態のものでした。説明には「胸に白い模様がある」。まさしく、真っ黒の被毛で「月の輪熊」のよう、私の頭の中に浮かんだフレーズは「♪胸につけてるマークは流星!♪」、そうです、ウルトラマンでした。月の輪というほどは長く大きくもありませんが、しかし、しっかりと白い星のような模様が胸にあったのです。

先方の小柄な奥さんが抱えている全景だったためか、子犬とはいえかなり大きく目に映ったのです。頭の中には生後2ヵ月、しっかりした体格とという言葉がありましたので、人間で例えるなら幼稚園児というよりは小学1年生という感覚なのかなと思い込んでいたのです。

12月26日、待ち合わせの当日。喜び勇んで随分と前から待機していると、定刻10分前にランクルがバックで車に寄せて来ました。「あっ、来たね!」と車から降りると、早速先方とご挨拶。後方の大きなハッチを開けてご対面!

正直、拍子抜けしたのです。後方のハッチの中は大きなケージで囲われていて、その隅っこの毛布の上に黒い小さな塊があるだけ。静かに顔を上げて真ん丸の目でこちらを見ている物体。そんな印象でした。もっと大きくボリューム感があり、活発なというイメージが一気に吹き飛んでしまいました。

「えっ?あ~なんて小さいの?未だ本当に赤ちゃんですね。」といいながら、抱き上げて良いかを確認の後、抱っこしてジャンパーにくるんであげました。

もちろん、何が起こっているのか分からずにいるのでしょう、それでもクスンとも鳴かずとても静かにしていました。もう、この時の顔が印象深くて忘れられません。事ある度に思い出して微笑んでしまいます。

(最初の動画は、ミルクを飲んだ後にウトウトとしている様子を撮影したものです。)

譲って下さった飼い主さんも、子犬を手放す辛さがある中で、一生懸命に母犬や兄弟犬と離れるショックを軽減しようと、前日から敢えて個室で独りにしたということでした。そして申し送りの言葉が「今夜は環境も変わり、お母さんや兄弟が恋しくて泣くかも知れませんね。」

この最後の言葉がずっと気になって心配だったのですが・・・。

なんのことはない。このまま静かに眠むれるのか、夜泣きで起されるのかと思いきや、試しにボールを出してみたところ異常に反応して大はしゃぎ。夜中12時頃まで1時間近くあちらへこちらへ走り回り、可愛いんですが大変でした。しかし、初めてなのに躊躇なくベッドに駆け上がり、ゼンマイが切れたかのように突然熟睡モード。

飼い主さんの接し方や根っからの犬好きと優しさも手伝ったのでしょう、お陰様で無事に我が家へ引き継いで受け入れることができました。心配していた夜泣きも、その日を含めてたったの一度もなく、早々に馴染んでくれたのです。

生後9ヶ月目、我が家に来て8ヶ月目、ちょっと怖がりな面もありますが、それでも全般としては天真爛漫、太々しいとも言える瞬間がある程にすっかり仲良くなり、もう欠かせない大切な家族の一員となっています。


初対面の時の彼の顔が忘れられなくって、その時の様子を改めて記録として残すことにしました。

ほんと、信じられないくらいに、大きくなりました。ドッグイヤーと云われますが、命を加速して燃やしているのだと想うと、その儚さ切なさと、出会えたありがたさと、愛おしいさが溢れ出して来て胸が一杯になります。


追伸

うちのママにはデレデレ顔で甘えて一切噛んだりはしませんが、私には兄弟か同類の仲間かのように、真っ向から野性的に迫ってきます。それでも日に日に、心配していた甘噛みの程度も優しくなり落ち着き始めているように感じます。もちろん、ラブラドールの根っからの気質である「一度スイッチが入ったら止まらない!」は健在で、彼がゼェハァとパンティングに苦しんで水を飲みたくなるまでは、部屋中を走り回ります。煽ると大変で、超野生美を発揮してくれます(苦笑)。

一方、ミニチュアダックスフンド♀MAYの影が薄くなってしまいました。8年目ということもあり、少々高齢の域にも入り始めた気配を感じます(RIKUのせいで老けたのかな?)。昨年11月に椎間板ヘルニアを患い、どうなることかと気を揉んでいるうちに奇跡的に見事に回復し、今では少し違和感はあるものの、普通にルンルン歩き回ることができるようになりました。MAYにしてみると、RIKUという存在ができたことでママとパパの愛情の分配率が変動して面白くはないのでしょうね。ちょっと拗ねた表情や仕草を感じる瞬間があります。それでも良い意味で競争相手が出来たことで、これまで食べなかったドッグフードもモグモグと口にするようになりましたし、お姉さんという立場で一歩、その瞬間を我慢する、譲るということもできるようになったように思います。これまではお姫様でしたから。

RIKUもMAYも、私たちにとっては「毛むくじゃらの妖精」であることに違いはありません。いつも、常に、どんな場面でも元気と笑顔を与えてくれます。彼らへの感謝の気持ちに何も変化はありません。


愛犬、RIKUとMAYに捧げます。

いつも、ありがとう。


_(._.)_🐻&🐶


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