【ドメイン移管】お名前.comからGoogle Domainsにドメイン移管する

2021年10月23日 10:21

お名前.comというドメインの取得で一番最初に想起するサービスと言っても過言ではありません。

ただ、お名前.comは、めちゃくちゃメールがきますw
想像以上に来ます。ドメイン管理やサーバ管理をしてくれており、重要なものなためメールで再三アラート通知や警告を送ってくれているのだと思いますが、本当に必要なメールが逆に埋もれてしまい、逆に更新漏れが発生するなどありました。また、ネームサーバの変更を保存するボタンが何回もでてくるので誤ってネームサーバを変更してしまうということもありました。

「お名前.com を装ったフィッシングメールにご注意下さい」ってメールがきたけど、運営のひとは胸に手を当てて考えてほしい。
— 天重誠二 (@tenjuu99) October 4, 2021

お名前.com
馬鹿みたいにメール来るから
これから業務で送る全てのメールのBBCに
お名前.comのアドレスぶち込んでやろうか

迷惑度合い多少はわかるやろ。
— いっと@左官職人→IT社長 (@bugs_ceo) October 6, 2021

ということで、前々からGoogle Domainsを使っていて使いやすいなと思っていたので、お名前.comで管理しているドメインもGoogle Domainsに移管することにしました。

移管にかかる時間と費用

移管にかかる時間は、短くて1〜2時間、長くて1週間となります。Webサイトやメールに影響が出る可能性もあるため、夜中やあまり人が使わない休日に対応するとよいかと思います。
費用は、移管費用¥1,400かかります。また、次年度分のドメインの更新も強制的に行われるため、使わないドメインは移行しないほうがよいです。

移管までの大まかな流れ

移管の流れは大きく3ステップです。①移管の申請と②移管待ち、③移管後の設定です。

①移管の申請（30分程度）
   - 移管元の設定（お名前.com）
   - 移管先の設定（Google Domains）
②移管待ち（数時間〜1週間程度）
③移管後
   - ネームサーバ、もしくはドメイン設定
   - メールアドレスが使えるか確認する
   - サイトが開けるか確認する

①移管の申請：お名前.com側の設定を確認

1. Whois確認
Whoisを確認します。所有者の変更等あればここで変えておくのが良いかと思います。また、メールで移管の承認などをしなければいけないので受け取りやすいメールに変更しておくのも良いかと思います。
※Google Domainsに移管後もWhoisの変更は可能です。

2. Whois情報公開代行設定の解除
情報公開代行設定は、プライバシー保護などの観点から非公開にする設定です。多くの方が設定していると思いますが、解除しないと移管に失敗するので解除しておきましょう。

3. 移管ロックがかかっていないか確認
手違いや何かセキュリティの抜け道で移管が勝手にされないようにするためのロック機能を解除する必要があります。デフォルトでは、ロックがかかっていないはずですが、一応確認しておきましょう。

4. AuthCodeの取得
Google Domainsに移管する際に、認証コードを求められるので、そこで入力します。

5. 現在のドメイン設定、ネームサーバの設定をキャプチャしておく
移管申請をすると、お名前.com上でドメインの設定が確認できなくなるため、事前にキャプチャやメモをすると安心して移管できます。

※詳細を知りたい方は以下をご覧ください。

①移管の申請：移管先であるGoogle Domainsに移管申請

Google Domainsにログインし、移管というタブから移管します。移管するドメイン（example.com）を入力すると以下の画面に変わります。

認証コードの入力
お名前.comの設定が完了していればステップ1は自動で完了します。

ウェブ設定のインポート
ドメイン設定を引き継ぐか、ネームサーバの設定を引き継ぐかということを聞かれます。社内の状況にもよりますが、推奨の方で良いと思います。弊社では、ネームサーバもDNS設定も変更していたのですが、推奨の方が変更項目が少なかったため、推奨を選択しました。

②ドメイン移管待ち

移管待ちです。お名前.comから承認メールなど来るので承認するなどの設定が必要となります。画像では、2021年10月24日までかかるとかかれていますが、私たちの場合2021年10月19日の8時に申請して、10時ごろには完了していました。

③移管後：ネームサーバ、もしくはドメイン設定

Google Domainsに設定がちゃんとされているか確認します。事前にネームサーバやドメイン設定をメモっていればそれと突き合わせて設定が正しいか確認しましょう。

③移管後：メールアドレスが使えるか確認する

ドメインをメールアドレスに使用している場合、メールが使えるか確認しましょう。ドメイン以外のメールアドレスからドメインのメールアドレスに送信、受信も試してメールアドレスが使えるか確認しましょう。

③移管後：Webサイトが開けるか確認する

Webサイト等に使用している場合、アクセスを確認してちゃんとアクセスできるか確認しましょう。

これで移管は完了です！思ったよりも簡単にできますね。お名前.com以外もまた、お名前.comに移管する場合も大きくは手順が変わらないです。なので、複数管理していてバラバラだったり、一つにまとめた方が管理がしやすいので思い切って移管しましょう。手順を間違えなければ安全に移管することができます。

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