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職業ではなく生き方と定義してみる

フローリストって花の業界としては当たり前に使っている言葉なんだけど、一般の方からすれば聴き慣れない言葉だし、聞いてもどんな意味なのか?わからない人って多いかもしれません。

簡単に言えば「=花屋さん」で間違いないんだけど、その中でも実際にお花を束ねたり装飾したりしている方をフローリストと呼んでいます。

フラワーデザイナー、フラワースタイリスト、また国家資格としてフラワー装飾技能士、という資格もありますが、これらの総称です。
でも、wikiさんによると本来の意味は「園芸愛好者の意、園芸を好み愛する者を指す。」とありますので、またちょっと意味合いが違いますね。


でもですよ。
フローリスト=園芸愛好家、園芸を好み愛する者をさすのであれば、それは職業ではなく「生き方、ライフスタイル」と定義したって何の問題もない、いやむしろその方が本来の意味からするとしっくりくるんじゃないかと思います。

月刊誌のフローリストもありますが、こちらも業界専門誌といった感じで、内容は一般の方向けではなく花屋さん向けの雑誌。

フローリスト=園芸愛好家、園芸を好み愛する者を指す言葉なんだけど、雰囲気的にどこか業界人向けの言葉になり、それが定着し、一般の方には馴染みのない言葉になっていってしまった。そんな風に感じます。

だからもっと、その言葉を身近にすることでフローリストという生き方・ライフスタイルをもっと身近に取り入れたい!という人が増えることを目指します。

あっ、そんな生き方も面白そうだな。
休みの日だけフローリストやってみようかな。
楽しくなってきたからガッツリやろうかな。

色々あっていいんです。
上善如水じゃないけど、生き方・ライフスタイルだって人それぞれ。型が決まっていて、その通りに生きなきゃいけないなんて決まりは全くない。


もし仮にフローリストに初級中級上級というランクがあったとしたら、プロのフローリストは上級、つまりそれを生業として生活しているプロ。それはそれで素晴らしいけど、そうではなく趣味程度に楽しむ人、身近な人には自分の技術を提供したいと思っていて複業範囲で活躍するフローリストなど色々いていいはず。


今現在の課題

挙げるとすれば「敷居が高いイメージ」
これはあるんじゃないかなと思っています。好きな人にとってはそう感じないかもしれないけど、そうでない人にとってはこのイメージは強いと感じます。(実際に業界入る前はそのように感じていた)

また、日本の文化もあるかもしれないけど、何かを選択したら何かを諦めなきゃいけないという息苦しさ・歯痒さを少しでも和らげたい。あれもやるしこれもやる、AかBではなくAもBもやる。そんな世界。フローリストという職業、生き方はそれが可能じゃないかな?


ライフスタイルという文脈で言うと、やはり無視できないのが北欧諸国。幸福度が総じて高いと書籍等でも紹介されていますが、その元になっている考え方の一つとしてウェルビーイングがあります。もともと人の幸せについて関心があり心理学の観点からも学んでいますが、最近こちらを学び始めました。


そして先日ベーシック1の講座の受講が終わり7月下旬からは、その次のステップの講座を受講する予定です。

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このウェルビーイングの考え方を自分に落とし込むことで、花業界がもっと幸福感の高い業界になるにはどうしたらいいか?を具体的に取り組んでいきたいと考えています。

その一つが「フローリストは職業ではなく生き方」この定義を定着させることで、幸せな花屋さんが増えればその職業=生き方を自分の人生の中にも取り入れる人が増える=花と緑に関わる幸福感の高い生き方をする人が増える=業界にも恩返しできる。と考えています。

まだまだスタートしたばかりなので、イメージばかりが先行していますが、このウェルビーイングをはじめとした人の幸福に関する研究は世界ではどんどん進んでいて、日本は遅れをとっています。しかし注目が高まっている分野であることは間違いないので、エビデンスを含め今後どんどん新しい情報を手にできることを楽しみにしています。そしてそれを花業界にも落とし込んでいきます!

それではみなさま、バラ色の日々を🌹


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