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驚異!AIの画像生成技術

ステイブル・ディフュージョン
(Stable Diffusion)という言葉を
ご存じでしょうか。
最近、話題になりましたので
ご存じの方もいらっしゃるのかなと
思います。

「初めて」という方に
簡単に説明すると、
イギリスのスタートアップ企業が
開発したAIを使って画像を
自動生成できる商品もしくは
その技術のことです。

何がすごいかというと、
専用サイトで何か文字を入力すると、
AIが機械学習により
その文字に応じた画像を自動生成する
ことです。
ものの数十秒で。。。

そして、これはオープンソース化されているので
アカウントを登録すれば
誰でも利用できます。
ライセンスを明記することで
営利・非営利を問わず使用も許可されています。


馬に乗った宇宙飛行士と入力すると、
上記のような画像が出てくるわけです。
デモサイトもあるので、試してみました。
「Mt.FUJI」と入力すると、8秒ほどで
画像が数枚出てきました。


AIが生成した富士山の画像①
AIが生成した富士山の画像②

Mt.FUJI eruption」と打ってみました。
「富士山 噴火」ですね。
縁起でないかもしれませんが。


AIが作った富士山噴火の画像

この画像がネットで流れてきたら、
信じてしまうかもしれませんよね。
もちろん、フェイクです。

実は、実際に物議をかもした
出来事があります。
今年9月の台風15号の時、
静岡県で大雨が降って
市街地の冠水被害が
発生しました。

深夜に冠水したものの、
明け方には一気に引いたので、
日中までずっと街が水に
使っているという状況では
なかったようですが、
以下のような画像が
ツイッターで拡散されました。
とてもリアルな「惨状」で
ネット上でも「ひどい」「これは…」という
声が相次ぎました。

AIが自動生成した画像

これはAIが作成した画像だったのです。
騒ぎになり、
作成した人はツイッター上で
謝罪していました。

先日、この会社を日本の
どこかのキー局が
取材していて、
CEOは「将来的には動画を
自動生成することも
想定している」と答えていました。

進歩に驚くばかりですが、
こうなってくると、
イラストレーターや映画など
動画制作する人々は
どうなるのでしょうか。

もちろん、
プロの創造力の方が
まだはるかに上だと思いますが、
AIが機械学習を重ねて
いけば、
プロに迫ったり、
一部で凌駕したりする
ことは可能性として
想定できますよね。

一方、まったくの素人でも
AIの力を借りて
プロなみの作品を生み出す
ことができることをも
意味するでしょう。

画像を生成するには
言葉がカギですから、
どんな言葉を入力するか、
そのセンスが問われて
くるように思います。

Stable Diffusionには
デモ版があります。
リンクを張っておきますので、
実際に試してみてくださいね。

ちなみに、
このトップページの
リンゴの画像も
Stable Diffusionで
作りました。



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