不安は尽きないが、大体の不安は起こらないという話

将来のことを考えると、希望と同じくらい不安が湧いてきます。

例えば、私には自分自身で事業を立ち上げて、自分のペースで進めていきたいという夢があります。しかし、どうしても『お金』の不安が付いて回ってくるのです。

「私に継続してお金を稼ぐ力なんてあるのだろか」と未だ見ぬ未来に対してあれこれ悩み、結局「もう少し確信が持てたらやろう」という言い訳をして先延ばしにしてしまうのです。

そんなことを繰り返している内にいつの間にか月日が流れ、焦りが不安を生み、その不安は増大していく一方であります。

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2023年7月1日。独立して半年くらい経った知人の話を伺う機会がありました。彼女はフリーランスとして、Webディレクターやデザイナーを生業として活躍しています。

そんな彼女に訊いてみました。当時の自分に不安は無かったのかと。

すると彼女はこう答えました。

「不安が無かった訳では無いし、今も不安はあるよ。これからも不安は尽きないと思う。ただ独立してみて、意外と何とかなるものである上に、大体の不安は起こらないことも分かったんだよね。」

聴くところ、そもそも自分に仕事があるのか否かも、継続的に稼ぎ続けられるか否かも、稼いだ後の税金云々のことも、全部不安だったらしいのです。しかし、彼女は現に生きているし、借金を背負っていませんし、飢えていませんし、何とかなっています（と言っていました）。それが何よりの答えです。

そして、一にも二にも行動するしかないということ。完璧な状態を追い求めている間にも時間は過ぎ去っていきます。自分自身が完璧だと思っているサービスやアウトプットが、顧客や社会に受け入れられるか否かは出してみないと分かりません。確信が持てたら…では遅すぎるのです。

この言葉を受けて私は、多少なりとも救われた気がしました。

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2023年7月2日。noteに記事を書いています。この発信が誰かのためになれば良いと言う思いでキーボードを叩いていますが、彼女の金言をもらう前の私はこう考えていたでしょう。

「もう少し考えがまとまったら書こう」と。

この記事に価値があるかどうかは読み手が決めることなので私には分かりませんし、そもそも文才があるかどうかも評価を受けたことがないので知り得ません。ただし、この場において重要なことは、それを私自身の脳内で堂々巡りしていても仕方がないということです。尽きない不安を潰していくには行動するしかありません。

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最後に、彼女は「死ぬこと以外かすり傷という言葉は、独立した今だから言える」とも話していました。不安は尽きませんが、行動を繰り返していれば大体の不安は起きないとのこと。この条件付きでの方程式を前提にすれば、幾分生きやすそうです。