高橋 常幸

高橋 常幸

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今回の摘発についての背景

1月24日に麻雀ブル新宿店が摘発され、本日2月5日にその件がニュースとなって報道された。 報道の内容は大体以下の通り。 客に違法な賭けマージャンをさせていたとして、マージャン店の経営者や従業員などが書類送検されました。経営者らは平成24年からことし1月にかけて、客に賭けマージャンをさせていたとして、賭博開帳図利などの疑いが持たれている。 店では、個人で訪れるいわゆる「フリー」の客どうしで賭けマージャンが行われ、人数が足りないときには従業員が参加することもあった。また、金銭

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    • 麻雀組合の活動について③      陳情活動とアルコールの提供実現

      麻雀店では、今は当たり前だけど昔はNGだった、禁止されていたことというのがいくつかあります。もちろん逆もありますが。 よく、組合非加入の麻雀店に行って組合加入のお話をすると、「組合は何にもやっていないから入るの意味ないよ」ってよく言われます。もちろんこう言われてしまう組合自体にも問題はあるのですが、今あなたが営業できているスタイルも長年組合が陳情活動など行ったおかげなんですよ~と言っても、、なかなかご理解頂くのは厳しいですね。   さて、組合の陳情活動の歴史の中で、アルコー

      • 麻雀組合の活動について② 昭和の陳情活動の歴史

        このまま緊急事態宣言が延長されていくのでしょうか。影響をモロに受けている麻雀店も多数あって、心配ですね。一部のフリー店はそうでもないようですが…。 さて、前回全雀連設立から今に至るまでの歴史的経緯をご紹介しました。大きなきっかけは、昭和30年に起きた新生活運動で、「映画館及び麻雀遊技場は、営業時間を午後九時までに制限する」という動きだったんですね。営業時間を21時まで??映画館も?なんだか今のコロナ営業規制に似ているような…。   業界に問題が発生し社会問題となる、あるいは

        • 麻雀界16号バビィの「プロ論」より  プロとして生きるための〝鍵”

          『セルフ・プロデュースが可能な時代』 昔、こんな話を聞いたことがあります。 故・阿佐田哲也氏が小島武夫氏と出会った頃のこと。 麻雀タレントとして小島氏を売り出そうと考えた阿佐田氏は、まず彼を銀座の一流テーラーに連れていった。 もちろん小島氏用のスーツを仕立てるためにです。 次に阿佐田氏は小島氏を一流のレストランで食事させ、さらに自分の人脈の文化人や芸能人と麻雀を打たせた。阿佐田氏は「小島武夫」というタレントを創造するにあたって、何よりも先に「一流意識」を身につけさせたというお

        今回の摘発についての背景

          麻雀組合の活動について①

           麻雀の世界には、店舗でお客様を遊ばせて、収益を図る麻雀店というものが存在します。麻雀店を営業するには、風営法という法律の下で営業する必要があり、お店も警察の許可が必要になります。 そんな麻雀店が抱える問題や業界の問題解決を図るため、そして業界振興を図るために麻雀組合という組織が存在します。麻雀組合は、末端が、所轄単位や地区単位で構成され、地域レベルの組合が都道府県組合に加入、さらに都道府県組合が連動し、全国の組合組織になるわけです。 組合組織というのは、ほとんどの業界に存在

          麻雀組合の活動について①