ニュージーランドの専門学校(0008)

こんにちは。ジョシュアです。今回は妻が通った専門学校について書いていきます。

妻が通った専門学校はホーティカルチャーという植物について勉強するコースでした。ホーティカルチャーといってもわかる人がほとんどいないので、農学部で植物の生態や栽培などを専門的に学ぶという感じですね。園芸学と訳されることも多いみたいですが、ガーデニングとかTVでやってる植物や野菜の育て方をイメージされるとかなりギャップがあると思います。

授業はというとまぁ大変で、いちおう日本でも植物に関する事を学んでいたとはいえ、微生物や細胞、薬品などの見聞きしない用語がしかも英語ででてくるのですから、単語の意味を調べるだけでも大変だったと思います。何度か教科書を見せてもらって、相談にも乗りましたが、そもそもそれらの単語の意味がわからない(辞書で調べても適するものが載ってない)ので、授業を理解する以前の問題でした。

課題もかなりあり、毎日夕方まで学校で居残り勉強した後に娘を幼稚園まで迎えに行き、夕食やお風呂などを済ませてから深夜まで課題や復習をやっていました。

そのため、卒業できずに中退したり、できたとしても数ヶ月遅れる学生も多く、妻の同級生たちも3ヶ月から半年ほど延長して卒業したようです。
中退した学生は就職先が決まっていてビザの心配がなかったからのようですが、これであとあと失敗する人もいたので、そう考えると妻はかなりできた学生だったんだなぁと今頃になって気づきました。

ちなみに、ニュージーランドの専門学校は主に1年制と2年制があります。1年コースを卒業するときレベル4となり、2年コースを卒業するときレベル5となります。ここでいうレベルとは日本で言うところの学位と思ってください。妻の場合は「専門学校卒」になるのですが、レベル4と5では扱いが結構違ってきます。

ニュージーランドに渡る前は、レベル4を取ったら就職活動してワークビザを取る計画でした。しかし、来てみてわかったのですが、レベル4だと就職先が見つかりにくかったり、ビザの申請で落とされたりすることがあるということでした。(かならずしも全員に当てはまるわけではなく、妻の業界の場合です)せっかくここまで来て危ない橋は渡れない、と思い、妻も専門学校を2年通うことにしました。

ここで学費が150万円くらい追加でかかったのは想定外でしたが、それだけでなく、後に我々のプランが見事に崩れる事をこの時はまだ知る由もありませんでした。

次回は妻のインターンシップと就職活動について書こうと思います。

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