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無所属ミュージシャン・ラッパーが使うべきWebサービス【2022年】

都内のスタートアップで働くインディペンデント・ミュージシャンです(30代から音楽活動を再開しました。こちらの記事もぜひ!)。
昨年11月に音楽活動を再開してからまだ2ヶ月程度ですが、少しずつミュージシャン仲間も増えてきました。新たな友人が増えるのはとてもうれしいですね。彼らと話していて、「もっとWebサービスを活用したら良いのに」と思うことがあったので共有します。

1 Slack

チャットを行うシステムです。無料でも使えるため小さなチームや小規模なスタートアップでも使われています。もちろん例えばDeNAやGMOペパボなど渋谷の大きな企業でも普通に利用されています。僕も仕事でいくつかの企業のSlackワークスペースに入っています。

自分のアーティスト名でSlackの「ワークスペース」を作ってみましょう。無料でも使えます。そしてその「ワークスペース」に制作仲間やスタッフを入れていきましょう。

例えば若いミュージシャンの方で、音源の感想を言ってくれるメンター的な人がいればその方をSlackに巻き込んでも良いかもしれません。ラッパーであればトラックメイカーを引き込みましょう。そしてSlackという秘密基地で相談していきましょう。

LINEでは会話を後から振り返るのが大変ですが、Slackでは会話のテーマごとに「チャンネル」が作れるので、テーマを整理して会話できます(チャンネルを「プライベート」にすれば読める人を限定できます。)。

また、Slack上の会話は他の参加メンバーも自由なタイミングで読むことができます(LINEと異なり自分向けの会話じゃなければ通知も来ません。)。そのため、こちらが逐一情報を伝えなくても制作の進行状況を別の担当者(例えばMV制作をしてくれるスタッフ)に把握してもらえます。

僕は動画制作も含めてすべてひとりでやっているのでSlackを作っていませんでした。しかし、最近MVを友人に制作してもらうことになったのでついにSlackをつくりました(10万回再生しないと元が取れないので頑張ります。。)。ついでに活動について相談している別の友人にも入ってもらいました。

音楽部分については他人の意見を入れずにやり抜きますが、そのほかの活動については通常の仕事と同様にSlackでどんどん相談していきたいと思います。

海外のアーティストは自分で税理士、弁護士、マネージャー、ツアーマネージャー、配信技術提供者を雇うケースも多いですし、日本もこのような形態は増えると思います(そのようなインディペンデント方式で大成功しているのはBAD HOPでしょうか。)。日本では専門家へのアクセスが課題ですね。

楽曲の共同制作をしてくれるラッパーを募集しているのでいつでもTwitterのDMをいただければと思います。↓このようなトラックを制作しています。

2 マネーフォワード クラウド確定申告

音楽を仕事にする決意をしたら、しっかりと開業届を出して確定申告を行いましょう(既にフリーランスの方は開業届を出していると思います。業種を追加したり変更するだけであれば追加の届出は不要です。)。

まとまった売上がない場合には確定申告は不要ですが(どの程度の売上があれば確定申告が必要かという点はマネーフォワードさんのこちらのページが詳しいです。)、せっかくなら音楽で生活していくようにしましょう。

とはいえ僕も音楽単体ではまだ月10万円も売上がありません(20代前半で活動していたときの音源がサブスクで回転しているのでほぼすべてはその分です。2021年11月22日に開始したJOSHではまだ1万円の売上もありません。)。一緒にがんばっていきましょう。

3 Googleカレンダー

予定管理はGoogleカレンダーを使いましょう。そしてチームの方と共有しておきましょう。

無料で使えます。日程をだれかと共有しているとしっかり動こうという気になります(音源制作にあてる時間もあらかじめカレンダーに入れておきましょう。)。特に副業ミュージシャンはなかなか本業から音楽制作に戻れないことも多いです。しっかり共有して自分を追い立てましょう。。

4 Notion

無料で使えるサービスです。さまざまなことができますが「共有できるメモ帳」という認識で使っていただくのが良いと思います。チームのメンバーに制作の予定や楽曲の歌詞などを共有しておくことができます。チームが小さいときは必要ないですが、チームが大きくなったときに、Notionに引き入れさえすれば新メンバーや新しい協力者がまとまった情報を(こちらが説明しなくても)取得できるようになります。いまのうちに情報を蓄積しておきましょう。

使ってみればわかります。非常に便利です。YouTubeにたくさんのわかりやすい解説動画がありますので、それを観てみると良いかもしれません。


5 TuneCore

音楽制作をしたらTuneCoreを使って各種サブスクで配信してみましょう。もちろんYouTubeやSoundCloud等で無料アップロードすることもできますが、2ヶ月程度やってみて思ったのは、やはり配信がおすすめです。

YouTubeなどに上げる場合には動画のイメージに左右されてしまいますし、動画がなければさびしく感じてしまいます。SoundCloud等に無料アップデートすることも可能ですが、やはり普段多くのリスナーに聞かれる聞かれ方で流すのが適切な評価を得られやすいと思います。まずは土俵に乗せましょう。

1曲をシングル配信する場合、配信開始時に1年間1,551円が必要になってしまいますが、その後、音源が1,600回〜2,000回まわれば回収できます。大丈夫です。コンテンツは良し悪しではなく刺さる刺さらないです。そこに神のジャッジはありません。届くべき人に届けば回収できます。自分が気に入っているのであれば問題ありません。

また、僕がそうですが、作りかけの曲に区切りをつけるには何らかのアクションが必要です。最初は勇気が要りますが、さまざまな理由を考慮するとやはり配信してしまうのが良いと思いました。

お役に立てれば幸いです。一緒に頑張りましょう。随時更新すると思います。1回だけでもサブスクで聴いて帰っていただけるとうれしいです!


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