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私が公務員になって思ったこと
こんばんは、じょぜです。
公務員に転職してもう少しで1年になります。
今回はそんな私が公務員になって思ったことを書かせていただきました。
拙文ではありますが、気長に読んでいただけると嬉しいです。
公務員で働いてみて気づいたこと
私は昨年の秋に建築職の公務員になりました。
“これからもまちづくりに携わりたい”
学生時代から変わらないこの気持ちを軸に、昨年、転職続きだった私なりに、無理のない範囲で仕事を続けるために必要なことは何かを考えました。
のんびりな雰囲気
自宅から通いやすい勤務地
適度な距離感がとれる人間関係
この3つの要素は、その時の私にとって無理のない働き方ができる最低限必要なものであると思い、公務員になることを考えました。
公務員は民間企業と違い、売り上げに縛られることなく、転勤も遠くに行くことはほぼなく、さらに公務員は数年に一度部署異動があることから適度な人との距離感が保てると思いました。
そして実際に公務員として働いてみて、この3つの要素がありました。
残業も私はほぼなく、通勤も遠くなく、また4月に多くの人が部署異動をし新年度で新しい人間関係が始まり、想像通りでした。
ただ一つ叶わなかったものとしては、一番の軸である、“まちづくりに携わる”ことができていないことに気がつきました。
国家公務員の建築職
『国が扱う建築物の修繕などに携わることができ、それは何万人も使う建物だから、それもまちづくりにつながる』
公務員試験を受けているとき、先輩職員と電話面談をする機会があり、その際に先輩が言っていた言葉です。
当時の私は、国家公務員と地方公務員どちらも受験していました。
国家公務員を選んだ理由は、“地方は小さな範囲、国は大きな範囲”であり、大きな範囲であれば何か起きてもいろんな道が選べると思ったからでした。
実際に建築職で入っても、秘書になったり会計を扱ったり、いろんな部署へ行くこともでき、全国に支所があるため希望をすれば転勤も叶う環境です。
しかしまちづくりに関しては、私が目標にしていたこととは全く違うものでした。
庁舎の修繕をしている点では確かにあっていました。
しかしそれは必ずやらなくてはならない修繕ではありませんでした。
『修繕の予算を毎年あげないと本当に必要な時にお金がもらえないから、必ずどこかを修繕する必要があるんだ』
これはなぜ必要のない修繕をするのか上司へ聞いて帰ってきた言葉でした。
私はその時、ゾッとしました。
この国はそうやって税金の無駄遣いをしているのかと、身をもって気づきました。
果たしてこれがまちづくりに携わることなのか、私が軸にしていたことはなんだったのか、いろんな気持ちが迷子になりました。
そして今も迷子です。
残業がない理由
私は今残業がほぼありません。
それは3つの要素ののんびり過ごすにも繋がるのでいいことであると思いたいですが、本当はいい意味の“残業がない”ではありません。
“社内ニート”
ただそれなだけです。
修繕の必要がない場所を無理やり修繕している中、私は着々と執行計画通りに仕事をこなしています。
それは私が今まで社会人として仕事してきた実力だけで完結でき、むしろすぐに終わってしまい、ついにはここ3ヶ月ほどは毎日暇で午前中には仕事が終わります。
それ以上の仕事は、何年後に私の部署に来た人への負担が増えないよう、余計な仕事はしないようにと上司にも言われ、本当に暇な日常を過ごしています。
私の上司も私がきてからはほとんど残業していません。
しかし周りの部署はみんな毎日残業しています。
私にとってはこの状況が謎です。
謎として扱えれば気が楽だと思って、今、その言葉を使いましたが、正しくは、公務員は必要のない無駄な仕事をしていることが多いのだと気づきました。
今まで働いてきた会社では、本当に忙しく、上司も私もみんな一生懸命働き、それでもやらなければならないことや、やりたいことをすると残業してしまう状況でした。
残業しても残業代がフルでは出ない職場も多くある中、本当に仕事に向き合っている人たちと働いていました。
しかし公務員は違いました。
必要以上の予算を請求し、必要以上の仕事をし、しかし2〜3年に一度部署異動することから慣れない人が毎年仕事をするシステムであるが故に、無駄に残業をし、無駄に税金を使っているのだと思いました。
この環境に身を置いていていいのか、とても今は不安です。
これからについて
私が公務員になってからもう少しで1年になります。
転職してよかったことは、自分の時間が増えたことです。
また、こうして私が思ったことや考えたことをnoteに書き込めるほど余裕ができたことも、よかったことです。
しかしながら、国の実態を身近に感じるようになったことや、疑問だらけの職場にこのまま身を置いていいのか、不安が日々募っていくばかりです。
これからどうするか、今はまだふわっとしか考えがなく、言葉にできませんが、きっと言葉にできる時が来たら、その時はもうこの職場にはいないのだろうと感じています。
転職したばかりの時に“精一杯進みたい”という想いがありましたが、それが今少し止まりかけています。
止まらないよう必死に今ここに気持ちを書いているんだと思います。
ここまで読んでくださった方には、不快な思いをさせてしまったかもしれませんが、私の今の気持ちをここまで聞いてくださり本当にありがとうございました。
自分と向き合って、自分が変われるところがないか、この気持ちをどのように収めていくのか、止まらないように、進めるように、自分ができることを今は少しずつしていきたいと思います。
私なりに頑張っていきます。
以上が、私が公務員になって思ったことです。
お読みいただきありがとうございました。
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