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転職先を1ヶ月で辞めた理由

こんにちは、じょぜです。
今回は私にとってはじめての転職先でおきた出来事について書かせていただきました。
これ以上ないホワイト企業に転職したにもかかわらず、1ヶ月で辞めてしまった私の不甲斐ない出来事です。

拙文ではありますが、気長に読んでいただけるとうれしいです。

1.はじめての転職

社会人3年目の冬、私ははじめての転職をしました。

建設会社で働いていたことを生かしつつ、街づくりに携われる仕事として、デベロッパー(不動産開発業者)をしている会社に転職しました。

この会社は東京のオフィス街にあり、オフィス内はフリーアドレス、スーツや制服ではなくオフィスカジュアルオフィスグリコウォーターサーバーまでありました。

今の時代を生きるキラキラした会社

私にとってこの会社の第一印象です。

転職活動中から、私が配属される部署の上司との面接をしたり、社内を見せてくれました。
仕事を続けながらの転職活動であったため仕事終わりに面接に行くこともあり、夜遅くなった日もありましたが、社内には残業している人がほとんどいない景色があり、本当にいい印象でした。

私の配属先は、投資物件のマネジメントをするお仕事でした。
投資物件の調査から始まり、会社で取得したビルのリノベーションの企画や管理を実施した上、新しいオーナーさんへ引き渡すというものでした。

入社初日は会社の経営理念などについて学び、2日目からは不動産やマネジメントについての基礎を学びました。
また、残業も事前に申請しなければ勤務時間を記録するシステムのエラーになる仕組みもあり、勤怠管理がしっかりされていました。

今時な会社というだけでなく、しっかりとした教育サポートがあり、働き方に気遣いができる、本当に素敵な会社でした。


2.転職3日目の直感

転職3日目はマネジメントについて学んだ上、実際に取り扱う物件の現地確認をし、先輩から出された宿題を実施し、最後に部長と面談をしました。

実はこんなに仕事は順調であったのに、この3日間はよくわからないけれど居心地が悪く感じるところがありました。

私のコミュニケーション能力不足なのか、東京のオフィスビルが新鮮すぎたせいなのか、この時は本当によくわからず、どこかでモヤモヤしていました。

その日の夕方、部長との面談時間があり、仕事に慣れてきたかと聞かれ、慣れていないと伝えてしまいました。

「前職とのギャップで慣れないです」

思わず私は部長に伝えてしまいました。
私にとって前職とは全くかけ離れた生活となったため、気持ちの切り替えがなかなか上手くいかなかったのかとこの時は思い、こう言ってしまったのだと思います。

部長も転職してこの会社に来ており、前職の話をしてくれたことから、私の体験もその日にお話しました。

“悩みは言葉で誰かに伝えれば、
いつもならスッキリするものだろう“

そう思いながら、部長に話しました。
多分涙目になりながら話していたと思います。
しかしなぜかその日はスッキリしないまま、とりあえず面接を終えて帰宅しました。


3.転職3週目でとった行動

転職3日目から、原因が何なのか自分のことなのにわからないまま、モヤモヤと毎日が過ぎて行きました。

転職2週目となり担当の物件や仕事が決まり始めた頃、朝の通勤中とても仕事に行きたくなくなりました。

“会社につけば大丈夫"

嫌なこともやってみれば意外と平気なものだと信じて、数日間がんばってみました。

しかし転職2週目のある日の通勤中、電車で突然涙が止まらなくなり、とっさに彼氏にも電話してしまいました。

無理はしない方がいいと彼が言ってくれたこともあり、人事担当者へ連絡し状況を説明しました。
とりあえず部長には体調不良でお休みと伝えてくださり、その日は会社に行きませんでした

そして人事担当者は、私と1番仲良くしてくれていた女性の先輩に事情を説明しました。
そしてその日、先輩が隣駅でお話する時間を作ってくれました。

モヤモヤしている話

慣れない

何が原因なのかわからない

とりあえずその時の状況や心境を、全て先輩に伝えました。

すると、先輩も昔同じような気持ちになって以前会社を辞めたことがあるという話をしてくれました。

“一人でゆっくり過ごせる自由な時間を作る”

先輩がその時とった行動は一旦仕事をしないというものでした。
無職となり、旅行したり、実家で過ごしたり、働きたいと思うまでゆっくりしたそうです。

そして私は3週目から休職することにしました。


4.転職4週目で書いた退職願

転職3週目から休職が始まりいろんな人に連絡をしました。

前職の一緒に辞めた同期や上司、教育担当だった上司、学生時代の友人、彼氏、そして両親、とにかくたくさん連絡をして、話を聞いてもらいました。

「あなたのはいつも外れない」

口を揃えて言われました。
私が行きたくないという理由は今すぐにはわからなくても、その直感は外れないと思うこと、理由がわかる頃には遅くなってしまうのではないかということを言ってもらいました。

そして友人から、大学時代に私の面倒をとてもみてくださった設計事務所の先生に相談してみたらと、アドバイスをもらいました。

私は先生に連絡し会いに行きました。

「自分の将来を考える時間に使っていいよ」

先生は私の事情を聞いた上で、設計事務所でアルバイトをしながら、将来について考える時間に使っていいとお話してくれました。

私は先生の言葉に甘えたいと思いました。
両親も彼氏も友人も、その選択に背中を押してくれました。

私は転職4週目に退職願を提出し、転職先を辞めました。


5.おわりに

私が転職先を辞めた理由は、今考えても本当の原因が何だったのかはわかりません

“会社の雰囲気が私には合わなかった"

言葉にするとしたらこれかもしれません。

私がわがままなだけかもしれません。
コミュニケーション不足だったかもしれません。
この会社についてちゃんと知らないまま辞めてしまったかもしれません。

世間一般から見てもとてもいい会社でした。
それでも入社してみないとわからない雰囲気が私には合わなかったのかなと、転職3日目の直感は大事なものだったと、今では思います。

あのまま続けていたら私は無理をしてしまったと思います。

前回の記事で書いた新卒で入社した会社は、どんなに嫌なことがあっても約3年間働き続けることができました。

それはきっと、私自身が大切にしたいと想う仲間が、最初から直感的にたくさんいたからかもしれません。

いい会社に転職したのに辞めてしまうのは勿体ないと思う人はいると思いますが、私はこの選択をしたことに、今も後悔はしていません。

この出来事から、私は相談できる相手がたくさんいることに自信を持ち、自身の直感を大切にしていきたいと思いました。

以上が、転職先を1ヶ月で辞めた理由です。
お読みいただきありがとうございました。


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