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僕の語学遍歴(4)ドイツ語

こんにちは。この記事に目を留めていただきありがとうございます。

「僕の語学遍歴」として、僕がかじってきた外国語を紹介していますが、今回は僕が結局現在まで長い付き合いを続けてきている腐れ縁のドイツ語について紹介しようと思います。

1 学習のきっかけ

 最初の出会いはスペイン語を始めたのと同じ中学2年生です。

 確か当時初めて「サウンドオブミュージック」をテレビで観て、美しいオーストリア・ザルツブルクの湖や山に行ってみたいと思ったのが理由です。

 余談ですが、サウンドオブミュージックってドイツ語圏の人たちには全然知られていないんですよね。あれだけ世界的に有名な映画なのに、ザルツブルクのツアーは外国人ばかり。

 スペイン語とドイツ語のNHKラジオ講座4月号を購入するも、結局5月号以降を買ったのはスペイン語のみ。ドイツ語とは暫く別れてラテンポップにハマっていきます。

 再会はそれから5年後の大学一回生のとき。僕の学部は非常に保守的で、語学のクラスは独・仏・中の三か国語のみ。スペイン語は第二外国語の単位として認められなかったのです。そこでドイツ語を選択しました。

2 学習方法

 大学のドイツ語授業は、幸か不幸か「神」と呼ばれる先生に当たってしまったので、良い成績はもらえても力は全然つきませんでした(試験に電子辞書持ち込み可で、活用形を辞書から書き写しながら悲しくなりました)。

 初級文法も未消化のままに、2回生では学部の選考でいきなり専門書の講読の授業が始まり、4ページの予習に一週間を費やし、発狂しかけて挫折

 一般教養科目の外国語講読も2回生になるとゲーテの講読など一気にレベルアップ。全く歯が立たずに岩波文庫の和訳を見ながら和訳の予習を用意する始末で、「自分はドイツ語ができない」と思い込んでいました。

 留学を希望するも教授に「先生の推薦ではなくちゃんとドイツ語の試験に受かって留学しなさい」と諭され断念。おりしも僕は韓国語に逃避している頃であり、ドイツ語から手が遠のいていきました。

 そんな中、ドイツ語に再び興味がわいたのは、YouTubeで見つけた「Verbotene Liebe」というドイツの恋愛ドラマ番組。衝撃だったのは夜6時のドラマで普通に同性愛の主人公の恋物語を扱っていて、男性同士や女性同士のキスシーンが平然とお茶の間に提供されているという事実。

 「西洋はやっぱり進んでいるんだなあ」と思い、「この言葉分からないけれどどこの国だろう?」と調べてみたら、ドイツでありドイツ語だったという(汗)。自分のリスニング力に絶望(笑)。

 ドイツのデュッセルドルフを舞台にしたこのドラマからはドイツ人の若者たちの暮らしぶりが垣間見れて(WGを知ったのもこのドラマが先でした)、ゲーテとかサウンドオブミュージックとかじゃない、現在の、そして現実のドイツに対する興味が沸いたのがこの頃でした。

 スランプからの復帰のために僕が使用したのは、べㇾ出版「しっかり学ぶドイツ語トレーニングブック」というものです。

 僕にとって新鮮だったのは、1ページ目から最後まで、ひたすら和文独訳の練習問題が掲載されているということ。それまで自分にとって外国語学習とは外国語から日本語への翻訳、という印象だったのですが、その練習問題を通して、自分がいかに日本語ばかりに気を取られていて肝心の外国語を鍛えていなかったか、というのを痛感しました。

 その後、僕は韓国語とドイツ語を両方使えると思った「統一問題」をテーマに卒論を書こうと思い、両方の言語の勉強を進めていきました。

 結局学部生には二つの問題を一緒に扱う力がなく、ドイツの再統一のみをテーマに卒論を書きました。

 一方で、4回生になってもドイツ語力は伸びず、資料は殆ど日本語と英語で読む始末。「ドイツ語はドイツに行かないと伸びない」と思った僕は、就職してからの留学を決意するに至りました。

 僕が試してきたドイツ語の勉強法については別の記事でもどんどん書いていこうと思います。

 長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださいまして本当にありがとうございました!


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