助産院の開業を決めた理由②
こんばんは、助産師さゆりです!
前回、フルタイムの勤務助産師から、パートと副業としてのフリーランス助産師になるという働き方を目指すことになったお話をしましたね。
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今回はその続き、フリーランスの準備をしていた私に訪れた転機と、助産院を開業するに至った経緯をお話していきます。
Instagramでの限界
フリーランスで性教育の講座などを行っていくためには集客することが必要です。もともとInstagramで性教育の知識や情報などを日々投稿していたため、そのアカウントのフォロワーを増やして自分の認知度を上げ、そこから講座を受けてくれる方を集めようと考えました。
Instagramの伸ばし方やビジネスの基本についてスクールに入って学び、子ども向けの性教育をやっている人なんだ、と多くの人に知ってもらおうと、毎日のように投稿して、少しずつですがフォロワーさんも増えてきました。
500人程度になったとき、性教育の講座を初めてオンラインで募集し、ZOOMで実施することに挑戦。
初めてだからという割引をしたおかげもあってか、予想よりも多くの人に参加いただいて嬉しかったです。
しかし…
その次の月に同じ講座を正規の価格で募集したところ、全然集まらなかったんです。その翌月、今までとは異なる講座を新たにつくり、募集を行いましたがこちらも最初の3分の1もいかない程度の集客になりました。
このことがフリーランスとしてやっていくということの難しさを感じた出来事となりました。
Instagramで成功するにはまだまだ課題がありそうです…。
出産のためにいったん講座はお休みにして、投稿のみ続ける形で今後の集客方法を検討していきたいと考えています。
コーチングを受けて
コーチングって知ってますか?今なにかと注目されてますよね。
コーチングとは相手の話に耳を傾け、観察や質問、ときに提案などをして相手の内面にある答えを引き出す目標達成の手法のことです。
自分でビジネスをしていく人は、やりたいことや自分の信念を明確にするためにコーチングを受けて、自分自身を見つめなおし課題を見つけることが大切だと言われています。
私は友人にコーチングを依頼し、今の自分の価値観や人生の目標について一緒に掘り下げて考え、自分の中でのブレない軸を見つけられました。
それを実現するためには、フリーランスで活動するよりも助産院を開業したほうが良いのではないか、と頭によぎったのがきっかけです。
妊娠や出産のこと、産後のおっぱい、赤ちゃんのこと、子育ての悩み、性教育のこと、なんでもここに頼ればいい!と思えるような場所が作りたいと思ったのです。
でも私にとって、助産院を開業するということは選ばれし助産師にしかしてはいけないような大それたこと、というイメージがあり、いつかやってみたいけど、いますぐには無理だよね、とどこかで思っていました。
助産院を開業している方と話す
身近に助産院を開業している人がいなかったので、これまで雲の上の存在のように感じていましたが、性教育の勉強を一緒にした仲間の一人が開業助産師だということに気づきました。
助産所を開業するのに必要なことや、フリーランスと助産所を開業することの違い、メリットやデメリットなどとにかく気になっていることを質問したので以下にそれをまとめます。
どうですか?思っていたより開業するのってできそうじゃないですか?
それどころか、助産所を開業したほうがいいことが多いんじゃ…と思いませんか?
話を聞いて開業のハードルがだいぶ下がり、いつか助産所を開業したいと思っているなら、今開業してもいいんじゃないか、むしろ手続きなどは子どもが生まれる前の動きやすいうちに終わらせた方がいいんじゃないか、という結論に至りました。
これが私が助産院を開業することになった理由です。
開業する!と決めたら、みるみるうちにやる気が湧いてきました。
こんなサービスがやりたいというアイディアもふくらんでいき、居てもたってもいられず、産休中に助産院を開業するに至った、というわけです。
開業にあたって、どんなことをしたか、書類の書き方や申請の仕方についても別記事でまとめる予定です。
助産師の開業についてのHOW TO本みたいなものは存在せず、ネットで調べてもわからないことが多かったので、助産所を開業した人に聞くのが方法として一番確実でした。
でもみんなが開業している助産師とコンタクトが取れるわけではないですし、ちょっと興味あるなくらいだと聞きにくいですよね。
なので私のやったことを細かく記録した記事を執筆中ですので、開業を考えている助産師の皆さんに参考にしてもらえたらうれしいな、と思っています。
次回は、助産院ユーテラスに込めた思いや具体的な活動について、投稿する予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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