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基本に忠実にいきましょう!


今日は基本に忠実にという話をします。
現場でよくあるのが〇〇さん指示入りません。
〇〇さん立てないのでトイレに行けません。
というものです。
本当に毎日あるんですが言ってくることの多くは基本を守れていないことからくるものです。

それじゃ、基本って何だ?


その基本っていうのは何かというと、
・目を見てコミュニケーションを取れていない
・立ち上がりの原則を理解していない、実践していない
こういった教育課程でいうところの初任者研修、専門学校でいうところの
1年生の授業の内容を理解していない。
または忙しいからと言ってケアに入って基本には目もくれず
自分本位のケアをする。
これが原因となっていると思います。
まずもって専門職として『指示が入らない』という言葉を使う人のことを
あまりよく思っていません。何故ならば、施設で生活する原因となった
疾患の理解があれば、どうやって意思疎通を測ろうか?コミュニケーションを取ろうか?を考えるはずです。
『指示が入らない』という言葉は〝私は専門職として何も考えていません〟と言っていることと同じ考えています。

ウチの部では

うちの部で基本的なケアとしているユニマニチュードでは、基本的にコミュニケーションを取る時には相手の目を見て話す
ということが原則になっています。なかなかできていないのですが…
認知症の方であれば尚のこと目を見て自分に話しているんだ。と伝わるように話すとなるのではないでしょうか?
施設では軽度認知障害と言われるMCIを含めると7割以上の人が認知症となるのではないかと思います。
そんな方々に対して認識が難しい横から後ろから声をかけておいて『聞いてくれない』『コミュニケーションができない』、『指示が入らない』というのはいかがなものかなと思い、その都度伝えるようにしています。
自分でも、後ろから声をかけられてそれが自分に言われてるのか分からないことあるんじゃないでしょうか?
自分に言われてると思ったら、実は隣の人だったなんてことは私にもあって恥ずかしい思いをしたことがあります。
あなたが向き合ってるその方は、ちょうど私と同じような体験をしているのかもしれません。
私に言ってくれてるのかな?
いやでも違ったら恥ずかしいから反応しないでおこう…このように思っていると考えられませんか?

私たちがやることは

そのため、私たちがまずやることは
・必ず目を合わせること
・目線の高さを合わせること
・目が合ったら2秒以内に話すこと
・目が合わない時は目線を掴みに行くこと
こういったことを提唱しています。これができるとやっとその方とお話ができます。
これをやることによって自分の気持ちが伝わりやすくなります。
これをやることによってご利用者がやりたいこと、私たちのやりたいことお互いwin-winの関係になることができるんです。
なのでこういった形で基本に忠実にそれこそ学校のテキストに乗っ取ったケアをするだけで、私たちが抱えるトラブルそのいくつかを解消することができるんです。
是非基本に忠実にやっていて、プラス自分なりのやり方が出てきたらアレンジしてやっていっていただければと思います。


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