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藤原義孝が百人一首に残した作品は?

藤原義孝ふじわらのよしたかが百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ 君がため
  惜しからざりし
  命さへ
  長くもがなと
  思ひけるかな

です。

読みは、

♪ きみがため
  おしからざりし
  いのちさ
  ながくもがなと
  おもけるかな

となります。

太字二カ所が変わります。

後朝きぬぎぬの歌です。


☆意味

君がため  (君のためなら)
惜しからざりし
 (惜しくないと思っていた)
命さへ    (僕の命さえ)
長くもがなと
     (長く生きたいと)
思ひけるかな
  (思うようになりました)


☆文法解説

1句:「が」主格の格助詞

2句:「ざり」打ち消しの助動詞


3句:「さへ」添加の副助詞


4句:「もがな」願望の終助詞


5句:「かな」終助詞


☆鑑賞

藤原義孝は、恋をしていました。
相手の女性に会うまでは、
「この命、捨てても惜しくない」
と思っていました。

けれども、実際に女性と会ってみたら、
「長く生きて、もっと愛し合いたい」
と思うようになったのだそうです。

☆出典

『後拾遺集』恋二・669

★関連動画


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