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坂上是則が百人一首に残した作品は?

坂上是則さかのうえのこれのりが百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆歌枕
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ 朝ぼらけ
  有明の月と
  見るまでに
  吉野の里に
  降れる白雪

です。

読みは、

♪ あさぼらけ
  ありあけのつきと
  みるまでに
  よしののさとに
  ふれるしらゆき

となります。

坂上是則が役人として吉野を訪れて、宿泊した次の日の夜明け。

あまり外が明るいので、詠んだ歌です。

☆意味

朝ぼらけ
   (夜が明けてほのかに
       辺りが明るい)有明の月と  (有明の月と)見るまでに
    (思うほどに明るい)吉野の里に  (吉野の里に)降れる白雪
   (雪が降り続いている)

☆歌枕

4句:吉野の里
下記記事の16.


☆文法解説

5句:「降れる白雪」
   「る」存続の助動詞
   「り」の連体形


☆鑑賞

白い雪が、辺りを明るくした様子を詠っています。

当時、吉野の里は、春は桜・冬は雪の名所だったそうです。

☆出典

『古今集』冬・332

★関連動画


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