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改めて知りたいブランディングとUI/UXの関係

ラクスデザインチームのオノダです。


ラクスでは定期的にLT(Lightning Talk)会を開催しており、先月に続き2ヶ月連続でUI/UXのLT会を開催。そして今回は「ブランディングとUI/UX」というテーマで登壇しました。

1.なぜ、今ブランディングが大事なのか

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現在、世の中には多くの類似する商品やサービスが溢れており、企業にとっては競合との差別化が難しくなっています。
しかしこのような状況下でも、商品の魅力や価値を浸透させている企業はファンを増やしながら売り上げを拡大。さらには優秀な人材の採用に成功し、より良い商品やサービスを生み出し続けています。こういった企業が共通して取り組んでいるものこそ今回のテーマである「ブランディング」と深い関係がありそうです。

2.ブランド/ブランディングとは

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私たちが当たり前のように使っている「ブランド」という言葉ですが、その語源を調べてみると、

「brand(ブランド)」の語源は、焼印を押す意味の「Burned」で、自分の家畜と他人の家畜を間違えないよう、焼印を押して区別していたことに由来する。
出典:語源由来辞典

この由来からか、現在の私たちは他の企業や商品と差別化されているものに対し「ブランド」という言葉を使っています。

それでは、「ブランディング」とは何か?ブランド・マネージャー認定協会の説明によると以下の通りです。

●ブランディング
ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動のこと。

●ブランド・アイデンティティ
企業がある製品・サービスが「何ものか」を示すため定める「旗印」のこと。言い換えると「ブランド独自の価値」をひとことで表したもの。

●ブランド・イメージ
消費者・顧客が心の中に抱く、ブランドに対する心象のこと。

出典:一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会  ブランド用語集より

少し聴き慣れない言葉が出てきましたが「ブランディング」とは、ブランド独自のコンセプトや価値を、世の中に浸透させていく活動を指していると言えそうです。

3.ブランディングを効果を高めるブランド体験(BX)

↓下の絵は、とあるキャンディの専門店のブランドコンセプトである「JEWEL SWEETS(宝石のようなスウィーツ)」を顧客に浸透させるための活動例のイメージです。

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ブランディングを行うには、多角的なタッチポイント(企業と顧客の接点)の中で、一貫したブランド体験を提供する必要があります。

さて、ここまでブランド・ブランディング・ブランド体験(以下BX)の話をしてきましたが、ここからは私たちチームの仕事であるUI/UXデザインとBXの関係を見ていきたいと思います。

4.BXとUI/UXの関係

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私たちの仕事であるUI/UXデザインは、大きなBXの一部に属しています。
デザインをする際に「どんな体験を提供するのか?」「どんな機能を開発していくか?」「どんなデザインにするか?」「どんな色を使うか?」「どんな言葉遣い(UXライティング)をするか?」このような課題は全てBXの一部にあることを意識することが大切です。
ブランドが目指すものを道しるべにしながらユーザー体験やインターフェースのデザインを行なっていくことがブランディングを行う上で重要となってきます。

5.BXを高める上で重要なCX

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BXを高める上で忘れてはならないのでがCX(顧客体験)の観点です。
顧客のタッチポイントとなる「セールス」「カスタマーサクセス」「プロモーション」など様々な部署とで連携してCX(顧客体験)を作り上げています。例えば、UI/UXデザインがどんなに良くてもそのほかのタッチポイントで顧客体験が良いものでないと、結果、ブランド体験は高められず、ブランディングもうまくいきません。

まとめ

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UI/UXデザイナーが自分達のミッションを全うすることはもちろんですが、顧客体験向上にチームで責任をもち、連携しながらBXを高めることが重要です。また弊社のような事業会社のインハウスデザイナーの働き方の醍醐味として、他の部署との連携がしやすく、チームワークで課題に取り組めることがあげられるかもしれません。


(↓↓↓参考書籍:ブランドやブランディングの整理〜チームブランディングのご参考に。※UI/UXの内容には触れられていません)

終わりに

ラクスでは引き続きデザイナーを募集しております。
少しでもご興味がありましたら、こちらの募集要項からご応募ください。
お待ちしております!

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