東京へ行く。
私はバリスタだけど甘いものが大好きです。コーヒ―は苦い。でも甘いものばかり飲んでたら甘やかされてダメな大人になるなとおもんです。苦いものも飲み込める大人にならないと。(笑)
いや、冗談です。
物を片付けていなくて雑な机の上で
今、カタカタと文字を打つわけです。
机の上には右端から箱を開けて散らかっている市販の風邪薬。カリタのハンドドリップセット。手引きミル。50gずつ個包装されているケニアとグアテマラの豆。
本がたくさん。タイトルは「東京の果てに」「サードプレイス」「都市社会学入門」「時間のデザイン」。あと書きかけの手紙。
画面がバキバキ割れている携帯の横にはNikonのカメラがおいてある。
さて何しているのかしら..と自分に突っ込みます。
気持ちは虚無を突き詰めた先にその居心地良さを気づいたという感覚です。
いや、幸せとか辛いとかそういう二直線において対比する気持ちではない。立体的な気分といいますか..
だからといって複雑な構造をしているわけではないです。
とても単純な気分。波のない平穏な海を眺めているようです。色はモノクロですけど。
そういう中、一人での時間を過ごしながら一つ決めたことがあります
私は今年夏から上京します。
時期は早ければ6月から...おそくても8月9日の二十歳になる誕生日の夜には出発したいなと思っています。
上京の理由としては..
バリスタとしてのキャリアを積むためです。
色んなカフェに訪れると、若い時、東京で活躍したバリスタさんが多く、東京ならば珈琲のこともカフェの空間も学べる材料しかないと思います。
バリスタ(伊:Barista)
カウンタに立ち、客から注文を受け、珈琲を中心とする飲み物を提供する職業。
日本にも珈琲のサードウェーブが到来してから、そこそこ広がった単語だと思います。
ただし、とても適合する範囲の広い単語。
アルバイトから職業としてする人まで様々。
そもそも自覚のない場合が過半数な気がしますが、“おしゃれなアルバイト”が一般的な印象なのではないかなと。
今までは、別府で学生という人生最長のモラトリアム期間を過ごしながら、カフェで勤務し、無事に大学を卒業して上京すること。大学を先に卒業することも一つの通過点だとは思っていました。
ただし、上京を早めた理由としては...
学生することが疲れたんですよね。(笑)
(あまり詳しいことを書きたくないので、不透明に書くわけですが)
高校2年の頃、身内に不幸があってから元気に生きてたわけですが
去年の12月、二度目の不幸が訪れて、虚無感を覚えてしまいました。
普通にカフェで働き、普通に学校に通う。
嗜好品に頼りながらも日々、ちゃんと息をしていたわけです。
むしろ色々とわからなくなり、リズムを崩したくなかった、何かに神経を逸らしたかったです。でも行政は冷静に色んな書類を送って現実を示してくれるわけです。
どういう表情をすればよいのか。それをむしろ書類に記入されている「死亡」という単語を読みながら思いました。
この話はここまでで
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さて、今は
上記した通り、モノクロに映る平穏な海を眺めている感覚。
そんな青春映画みたいに辛さを乗り越えたとかそういう単純すぎてバカな感じではないです。さらに言うと別に虚無感を辛いという乱暴な言葉でまとめたくも、そもそもそういう幸せの対比する気分でもないですけど。
ただ今はとりあえず生きているので
生きているなら好きなことをしたいですし
好きな人に優しくいたい。
時々、苦いものも飲み込みたい。
だけです。
そういう「なんとくなくの感覚」
それでいいんじゃないでしょうか。
その「なんとなくの感覚」に潜んだ
自分の愛し方、その先にある他人の愛し方とか
人間が生きる上で大切な本質的な問い「私たちはなぜ生きるか?」
そしてその答えであると信じたい「人に寄りそうために」であるという
答えを
一年しっかりバリスタとして働き
一年珈琲を飲みながら世界の景色を眺めてくると
気づけるんじゃないかなと。
ということで大学を休み(辞め?)上京することを決意しました。
さて上京してまずは一年間しっかり働くという目標に向けて
これから自分の中で決めたものを遂げてから学生生活を一旦締めくくり
上京の準備も進めようかなと思います。
今後の漠然として計画ですが
1. アカデミックキャンプの班リーダーを無事終える(自分の中での勝手に卒論感覚で)
テーマ:日本の都市社会における社会関係資本の希薄化の背景と再構築に関する考察
2. 個展「羊が珈琲を飲んだ理由」を開催。
3. 数回か東京に行ってみる。(大学に申請した特殊講義の受講審査が通れば2回ほど企業のスポンサーで東京にいけそうです)
これらを残り在学期間中に終えて
8月からは友人のTちゃんと共に富士山の山小屋でしっかり働き、自然に癒され9月からは東京に住もうと思っています。
一年間働き、2021年の8月9日に旅に出れたらなあと。
イタリア、ドイツ、イギリスなどでたっぷり珈琲を楽しんで、中南米の珈琲農園にも訪れたい。
ニューヨークではBilly Joelの「ニューヨークへの想い」を聴きながら夜景に良いながら一人酒をする。
という感じで考えています。
ジョンの珈琲と愛の物語。
バリスタとしても、人として成長していく姿。
見守ってください。
2020.02.26 Wed 16:45
「自己紹介」
名前:ジョンミン(ジョンちゃんとかジョミジョミと呼ばれます。)
珈琲歴:1年4カ月(自分で珈琲器具を買った時点を基準に)
好きな豆:インドネシア・マンデリン(想い出があるので)
印象に残っているカフェ:オリーブと鳩(札幌にあるカフェ、ぜひ夜に訪れてほしい)、タイのメーサロンという場所にあるカフェ(名前は忘れました)
・「ものがたり喫茶」という間借りカフェを札幌,別府で期間限定オープン。
・1か月ほどアジア諸国を旅し、珈琲を淹れるプロジェクト「国境なしものがたり喫茶」が北海道新聞により取材。
・日本茶とのコラボイベント営業「葉と豆」やマルシェなどの野外出店などの活動を行う。
・哲学を表現する展示会「羊が珈琲を飲んだ理由」を2020年4月開催予定。
珈琲と珈琲がある空間に潜んだ感性といった様々な可能性を感じて、その魅力を伝えたい。そして誰かに忘れてしまった大切な何かを気づく、そういう時間が届けられたらなと思っています。
この先も、最終着地点はラブとピースを目指し頑張ります。