肥満とは


今回は肥満についてお話します。以前に上げた記事の続きになります。

これは飼い主様にお伝えすると驚かれるのですが、肥満は病気です。

そしてその治療は獣医師には出来ません。飼い主様とその家族が行うことになります。

そもそも、生き物というものは飢えないために仕組みが発達しています。
常にごはんにありつけるとは限らない、そのためエネルギーを効率よく溜め込む必要がある、溜め込んだエネルギーは無駄遣いをしない。
生き物は餓死しないためにこのような身体の作りをしています。

それを踏まえれば食べさせ過ぎると太るというのは自然な流れと理解出来るでしょう。そして同時に痩せさせるというのは難しいということも。

餓死したくないためせっかくためた栄養を手放すことはしません。痩せさせることは自然の流れに反しているため簡単なことではありません。

加えて、人というのは弱いものや小さいものをいたわる時に幸福なホルモンが出ると聞いたことがあります。
愛するペットを痩せさせないといけないとわかっていながら少しならとごはんを増やしたり、おやつをあげたり、家族の誰かがわからないからとあげてしまっているケースは多くあります。

確かに今まで貰ってたごはんが急に減り、おやつも貰えなくなったら要求が増えます。要求に耐えられなくなりあげてしまうと失敗です。

家族が一丸となり肥満のリスクをしっかり理解し、継続していくことが成功への道になります。

もちろん、運動も必要です。が、毎日の散歩も運動に入っているのと、激しい肥満の子は過度に歩かせることで足や腰に負担がかかります。

まずは食事制限だと思っています。

詳しい方法はまた次回以降に載せようと思います。

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