ペットのホテル?

ご無沙汰しておりました。
春の予防期間はワクチンや予防薬を求める方が多く繁忙期。慌ただしい毎日が続いております。

新型コロナウイルスも5類に移行し以前の生活が戻りつつあると感じます。

わんちゃんねこちゃんの予防薬やワクチンについてもいずれお話できたらと思いますが完全にシーズンを逃した感じが否めません。やるなら来年になりそうな予感…。

今回はこれから増えるであろう旅行のために利用を考えるペットホテルについて書こうと思います。

ペットホテルから帰ってきてから下痢しているとかなんとなく元気がないといって動物病院に来院されるケースは少なくありません。

人間がリフレッシュや何かの目的のためにホテルを利用するのとペットが利用するホテルは同じホテルという単語を使っていても内容は別です。

ペットのホテルはペットに多かれ少なかれストレスがかかるものだと言うことは理解しておくべきことです。
普段から定期的に利用して慣れているならまだしも、いきなり知らないところへ2泊、3泊させられるのは健康な子であっても体調を崩す要因になり得ます。
ペットホテルを利用するときにはその点を意識して利用してもらえたらと思います。

また、持病がある子だとペットホテルの利用自体も断られることがあるかと思います。その場合はかかりつけの動物病院に相談すれば管理入院という形で受け入れてくれるかもしれません。かかりつけの動物病院さんがペットホテルのサービスもしているところなら、なお良いかもしれませんね。

可能なら今ならペットと一緒に泊まれる宿泊施設も増えてきているそうなので一緒に旅行先に連れて行くとか、よく触れ合っている親族や友人にお願いしてみるとかしてもいいかもしれません。
(他人に頼むと預かってる期間に病気になったときに少しトラブルに発展することもありますが…。その時の対処等は予めお互いに同意を取っておいたほうがいいかもしれませんね…。)

ペットとの距離が近くなって室内飼いが基本になっている今、飼い主さんと一日以上離れることがストレスや分離不安になっている子が増えてきている印象があります。
そのストレスや分離不安に対しての対処や治療も必要にはなってくる部分ではありますが、そもそもストレスを与えない状況にしてあげるのも大事なことです。
人間の都合のよいときだけ近くにおいて、都合のよいときだけ一人にさせて、というのは可哀想に思えてしまいます。

ペットホテルの利用を反対しているわけではありませんし、とても便利なサービスだとは思いますがペットの立場から考えられる部分もしっかりと吟味して過ごしていってほしいと思います。

今回はこれで終わろうと思います。

次回もよろしくお願いします。

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