学生時代の果物の思い出
高校生の頃、学校の敷地の隣の民家から「ビワ」の木が伸びていました。
季節になるとたわわに実がなり、塀を越えて生っている「ビワ」を生徒たちがこっそり取って食べていました。
ある年、先生が「お前たち、お願いだからビワを取るのはやめてくれよ。持ち主からクレームが来るんだよ」
と言われてしまいました。
“そんなのおかしい!”“法律はどうなってるんだ”“学校の敷地内だから学校のものだろう”
と皆んなブツブツ文句を言ってました。が、
本当はダメみたいですね。
結果、やはり取ってる子はいました。
その後、大学生の頃、友達が幾つか「みかん」を持ってきました。
どうしたか聞くと、「学校の裏に隣の民家から伸びた木があって、一杯なってたよ。誰も取らないみたいだから食べよー!」と、
皆んなとても喜んでニコニコしながら食べたんです。
が、一口食べて皆んな、しわくちゃの顔に。
すご〜くすっぱいみかんでした。
「誰も取らない訳よね。」で、
次の講義に、教壇の上に、残っていたみかんを一つ置いていました。
教授が、そのみかんを見て、ニコニコとして、「ありがとう」と言って持って帰りました。
とても良い教授だったので、気の毒でたまりませんでした💦
高校の時に戻りますが、高校3年の時、誰かが「渋柿」を買ってきました。ダンボールに入った柿を一人一つずつ購入して、皮を剥いて、3階の教室の窓の外に干しました。
確か30個ほどあったと覚えています。
授業中は大概、カーテンを引いていたので、先生にバレる事なく干されていきました。
皆んな自分の柿に名前を付けて、美味しくなるのを楽しみにしていました。
そろそろ食べれそうかな、、、と思っていた頃、なんと、盗まれてしまったのです。
何一つ残っていなかったのです。
学校には秘密にしていたので公には出来ません!
誰が犯人かわからないままでした。
皆んなで悲しみと怒りを共有し、連帯感を感じました。
取るのは良く無い行動ですが、その時のノリで
やってしまう事はあると思います。
でも、もし、それを楽しみにしていたら、盗られるって、悲しいですよね。
まあ今では、友達とのいい思い出ですね。
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