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ミヤマキリシマ

九州の山にはこの時期綺麗に咲く「ミヤマキリシマ」という花が咲き乱れます。

1866年、「坂本龍馬」は、寺田屋事件で負傷した事もあって、(手を斬られたとか)新婚旅行として、おりょうさんを連れて、鹿児島の霧島に湯治に行きました。
これが、日本で初めての新婚旅行と言われています。
霧島山の高千穂峰に二人で登り、天逆鉾を抜いたと言われています。
龍馬から姉の乙女に送られた手紙にその登山の事が書いてあるのですが、「きり島つゝじが一面にはへて実つくり立し如くきれいなり」とツツジ(ミヤマキリシマ)の事も書いていました。

天逆鉾のある高千穂峰
龍馬とおりょう像
鹿児島市天保山
乙女に送った手紙


1909年、やはり新婚旅行で訪れた人がいます。昨年、朝の連ドラで有名になった植物学者の「牧野富太郎」です。

新婚旅行で発見⁉︎


彼が発見したという事で、“深い山に咲くツツジ”『ミヤマキリシマ』と名付けたそうです。

『ミヤマキリシマ』の特徴は、1m程の低木で、平地のツツジより、葉も花も小さく、ピンクの花の色をしています。開花は5月から6月
丁度、今です!

『ミヤマキリシマ』は、霧島山・えびの高原のほか、阿蘇山、くじゅう連山、雲仙岳、鶴見岳など九州各地の高山に分布しています。
その中でも、大分のくじゅう連山は有名で、山一面に咲き誇る『ミヤマキリシマ』を楽しむ事ができます。

くじゅう連山の山開きは毎年6月の第1日曜日に行われ、山頂で神事があります。が、今年は4月21日に山開きが行われていて、今から丁度、『ミヤマキリシマ』の開花を登山しながら見る事ができます。

くじゅう連山ののミヤマキリシマ

なかなかの登山ですが、私は中学生の時、2回登った事があります。学校のキャンプで、夏休み中でした。
登る事が必死で、景色はあまり覚えていません💧
多分、今の季節で『ミヤマキリシマ』の花が見頃だと、喜んで楽しみながら登れていただろうと思います。残念でした。
この季節、登山客が多いのはやはりの魅力でしょう🌸

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