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大学の頃の貧乏生活者

大学生の頃の貧困生活の話です。
公立の学校で、授業料も安く済んでいた大学なんですが、生徒達は、貧乏生活者が多く、バイトをしながら慎ましく暮らしていました。

私達のいた頃は、大学が別府から大分市に移ってきてまだ、何年も経っていませんでした。
(その為、寮は別府にあったのですが)
そういうのもあって、まだ食堂は建設中でした。

食堂が無かったので、かわりに自販機が数台、プレハブ小屋にありました。
ジュースと、うどんの昭和レトロな自販機です。

この様な自販機でした


プレハブ小屋というのがいけなかったのでしょうが、うどんの自販機はお金を入れると中からプラスチックの容器に、かき揚げ天麩羅が、乗ったうどんやそばが、下の受け取り口から熱々の状態で出てくるのですが、夏が近づくにつれて、おかしな現象が起こり始めました。
友達が、うどんを買って商品を待っていたら、なんと、ちっちゃな「アリ」が沢山うどんに入っていたのです。
それもどの商品もです。なけなしのお金で買ったうどんに沢山の「アリ」付きはたまりません。事務室に訴えに行ったのは当たり前でした。
その後、うどんの自販機は、発売中止に❗️
他の皆んなは、良いタンパク源だったので、良かったのに、、、の話もでました。

後期には、食堂も出来ましたが、ちっちゃな大学では、大したメニューは、ありませんでした。
日替わりと、カレーと、うどんくらいでした。
貧乏人には、日替わりは高級だと、カレーとうどんを食べていました。

その食堂の奥には、座敷が造られていました。
畳敷で、食後まったりするのには丁度良い場所で、畳の上で、友達同士で、マッサージをしたりゴロゴロしていました。

こんな感じです


すると一人が、その座敷の隣に小さなキッチンがあるのを見つけたのです。
ガスは、プロパンで、火が使えます。誰ともなく、鍋を持ち込み、インスタントラーメンを作り始めました。

女子です。女子がやっていました!


新築の食堂奥で、ラーメンを作って、食べて、畳の上で、まったりする。
贅沢な時間を過ごしていました。
しかし、一カ月もたたず、学校側に見つかってしまい、使用禁止に❗️
残念でした。

その後は、大学近くのアパートに住んでいる友達の家がまったり場になりました。
当時、トランプが流行っていて(大学生は、麻雀だと思うでしょうが、女子ばかりの大学で、トランプでした)
賭けトランプをしていました。
負けた人はお昼を奢られねばなりません。
ある時負けた友達は、「パンを持ってきてね」と言うので、お腹を減らしたメンバーで食パンを買って友達のアパートに行きました。
とても良い、カレーの匂いです。
ご飯無いからパンで食べてね❗️と、でてきたカレーは、お湯にカレールーを溶かしただけの「カレー汁」でした。

カレー汁のみ


ほんと、貧乏人達でした💦

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