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最近の髪の話

息子を産んだ後、髪が白くなりました。33歳でした。
たまに、何かのきっかけで、髪の色が抜ける事があるそうです。
超巨大児で、帝王切開にも関わらず、押し出しで、その後の子宮収縮剤で、死ぬような痛みを経験して、オッパイもよく飲めない息子は、2〜2.5時間おきに空腹に泣いて、オッパイは張って痛く、寝ることすらできなかった為だと思います。

少し時間が経てば、黒くなると思っていたのに、部分的(主にこめかみ周辺)は、白髪のままでした。
子供が少し大きくなってきて、私も自分の事を見る余裕が出て来た頃、こめかみ周辺の白髪が、“モヒカン”に見える事に気がついたのです。
凄くカッコ悪く、まるで「グレムリン」のストライプか⁉️という感じに!

逆モヒカン 「ストライプ」

これでは子供がかわいそう、と、30代で、「ヘアカラー」では無く、「白髪染め」をするようになりました。
ずいぶん長い間、染めていました。

で、5年前、もう白髪のままでいいでしょうと
「白髪染め」を辞めました。
程よく前髪が白髪になり、もう“モヒカン”では無くなったのも理由です。
子供達も
「年相応になっていいんではない⁉️」と言ってもらえて、今は何もしていません。
なかなか「白髪染め」を辞めるキッカケが無かったのですが、2016年の『熊本大地震』の際、熊本の友達が心配で訪れた事がありました。
カフェをしている友達は、少なからず被害があったようで、コーヒー一杯でもと訪れたのでした。
大学卒業後、同窓会で会った後、25年位ぶりで会ったのですが、髪が全部真っ白でした。
まだ、50代でした。
彼女が20代後半の時、交通事故に遭ったことは知っていました。
歩道を歩いていたら車が突っ込んできて、車の下敷きになって、レスキュー隊から助けて出されたというもので、入院もだいぶしていたようでした。
聞くところでは、その時から髪が白くなったそうで、彼女は、「白髪染め」はせずにずっとそのままだという事でした。
その真っ白な髪に勇気を貰ったような気がして、私も50代ではあったのですが、白髪を受け入れる事にしました。

白髪になると、思ってもみない事に、なんでもありませんでした。
「白髪染め」で、頭皮が痒かったり、髪自体が細くなっていってた事は無くなりました。
もちろん、年寄りに見られる事はありますし、
白髪は、地肌が見えやすく、ハゲているように見えるのはちょっと残念です。
しかし、子供達には受けがよく、自然体の心地よさを感じています。
芸能界でも、白髪で、素敵な方多いですよね。

近藤サトさんとか
手塚理美さんとか


母は、ずっと染めていて、施設に入ってからも
たまに来る出張美容室で髪も染めていました。
それは死ぬまでしていました。
施設なので、染めなくても構わないとは思っていましたが、本人は、白髪の地が見えてくると凄く気にしていたので、まだ女だったのねと思っていました。
二人でいると私の方が白いのでなんか変な組み合わせでした。

白髪で、「白髪染め」の手間もお金もかからなくなり、家計に優しくなりました。

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