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やらないことリスト

教育業界、特に学習塾業界にいると本当に毎日が忙しくて、業務が多く、休日出勤なんて当たり前だったりします。
さまざまな仕事を抱えて、そしてパニックになって、結果が精神的に不安手になり何もできなくなったりする人もいる。
そんなときに、よく『やることリスト』『TO DOリスト』なんてものを作成して、頭と心を整理したりします。

しかし、よりたくさんの生徒を管理しようとか、よりたくさんの仕事をしようとしても、1日は24時間。これ以上でもこれ以下でもない限られた時間の中で、いかに生産性を上げるかを考えたときに、やはり『やらない仕事』を作り、その仕事をアルバイトや時間のある社員に振ったりする。
もっと言えば、やらない仕事を作る代わりにもっと違う方法でアプローチして、時短の方法を考えたりする。

Googleの仕事の考え方でも、『10倍の結果を残すためにはどうすればよいか?』を考察した際に、時間でカバーするやり方では確かに結果は2倍、3倍と伸びだろうが、10倍となると何か革新的なアイデアが必要だ。
そうやって、高い目標を設定することで、時間ではカバーできない状態を作り出し、Googleはさまざまなアイデアを振り絞り、「時間」ではなく「工夫」で生産性を高めてきたのだと思う。

勉強においても仕事においても、これまで以上の結果を残そうと思ったときに簡単に思いつくのは今までより「2倍勉強する」とか「休みの日も仕事する」みたいな昭和の日本人が考えそうな発想になるのではなく、あえて時間のかかる勉強方法をやらないという選択をして、自分に合った面白い最適な学習方法を探求するのも悪くないと思う。

仕事においては、「やらない」という行動が「新しい発想」を生むと思う。

だから、受験生においては睡眠時間をつぶすくらいなら、目標を実現するための別の学習方法を考えてほしいと思う。

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