4年前に死んでおけばよかった【境界知能×うつ病】

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境界知能ASDの私が死にたい理由

 若い頃からはやく死にたかったが、それは単純に某エッセイ漫画と同じく漠然とした、要はおばさんになった自分が想像できなかったからだった。あの漫画のように「あれ、生きてしまった」が、あの漫画のように28歳になっても結婚できなかったし、29歳になって出産することなく30歳を迎えた。それからも特に人生が好転することなく4年が経った。

境界知能ASDの浅はかな夢

 発達障害者は自分の遺伝子を残したがらない人が多い中、私は昔から結婚と子育て、家庭願望が無駄に強かった。親が努力を鼻で笑うタイプだったので(しかしこれも何割かは己の強固な認知の歪みからくるものだろうと最近思う)、私は自分の子供が生まれたら子がやりたいことを絶対否定しないと誓っていた。
 どうやら生涯独身らしいぞと気付いてからは、Twitterのフォロワーと交流したり、つづ井さんのようにオタク仲間と充実した日々を過ごすことに憧れた。
だけどなんだかそれも出来そうにないぞ、と悶々としている最中、境界知能だと判明した(1本目の記事読んでね!)。

人間ではないのに人間らしさを求めた罰

精神科医のローナ・ウイングはASDの特徴をこう定義しました。

①社会性の障害
②コミュニケーションの障害
③イマジネーションの障害

 "Wingの「三つ組」"と呼ばれるものです。
 お分かりですよね。私が夢だと思ってたものは現実性のある夢ではなく、
5000兆円欲しいと同じネタだってことが。想像力が欠如し、社会性が欠如しているのに社会性そのものを望んでたんですよ。愚の骨頂ですよね。10年前から発達障害って分かってるのに、なんで境界知能って言われるまで気付かなかったかな。ああ、境界知能だからか。知的障害者一歩手前だから直接言われないと気付かないのだった。

4年前に死んでおけばよかった

 それから希死念慮が急速に現実性を帯びてきた。
 飲み終わったペットボトルが溜まるようになった。絵を描く頻度も落ちた。ゆるやかに確実に、私のうつは悪化している。改善する必要性が今度こそ見出せなくなったからだ。
 私の人生で今後起きるライフイベントは、親の介護と看取りと、その時には築50年になっている実家を相続し孤独死を待つ。この4つぐらいだ。想像できなかった未来が想像できるようになった。想像できるようになったから、霧が晴れて今度こそ死ぬ理由がクリアになった。こんなことなら4年前、志村けん(2020年3月29日没)が死んだショックで後追い自殺しておけばよかった。そしたら仲本の死(2022年10月29日没)で虚無になることもなかったのに(なんの話?)

 一本目の記事で"生きる方向性"が見えてきたとか書いてるけど"死ぬ道しるべ"の間違いでした。いまだに社会性のある幸福を求めてしまうし。ホームドアがない駅なのに飛び込む勇気ないし。うつ病患者としても失格ですね。最後までお読みいただきありがとうございました。


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