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幼少期の英語教育を考えてみた

子どもが誕生すると、「英語教育どうしよう?」と考える方は多いように思います。

私自身を振り返ってみると、中学生入学頃から学習塾に通っていました。
英会話スクールではなく、いわゆる補習塾と呼ばれる、中学校の授業対策をしてくれる一般的な塾です。
英語の成績は、平均よりもやや良い程度だったと思います。

そんな私ですが、実は、米国の大学を卒業しています。
両親ともに日本人で、海外経験ゼロの家庭に育ったのですが、なぜかアメリカに行ってみようと思ってしまったのです。

英語を習得するのならば、幼少期から始めた方が良いでしょう。
ただ、初期の頃は、英語を習得させるというよりは、英語に慣れさせるだけで十分だと思います。
英語に触れて、英語を身近に感じさせるというイメージです。
スクールに通うならば週1回程度、何ならYou Tubeの英語番組を毎日10分くらい見せるだけ(聞き流すだけ)でも十分です。

もし英語教育にお金をかけたいのなら、私がお勧めするのは、親子海外旅行です。

英語自体の学習は日本でも可能です。
しかし、異文化に触れる機会は、日本国内では限られます。
英語というのは、英語だけをマスターしても余り意味がなく、外国文化も知ることで、初めて生きてきます。

例えば、
朝食にお寿司を食べました
というのを英語に翻訳するとします。

一般的には、朝食に寿司を食べるのは珍しく、日本人の感覚からすると違和感があると思います。
ただ、この違和感は、
I ate sushi for breakfast. という直訳では日本文化を知らない人たちには伝わりません。
この英文から分かるのは、朝食に寿司を食べたという事実のみです。

言葉というのは、違和感のような感覚も含めて、私たちは使っています。
いわゆる「行間を読む」「言葉の裏側を考える」といった言葉には表れていないことも、会話をするときは、感覚として捉える必要があります。
この感覚は、国により違いがあり、これは文化の違いでもあります。

このような文化の違いに触れるためには、海外に行くしかありません。
もちろん文化の違い全てを1週間程度の海外旅行で知るのはムリですが、何かが違うと気づくこと、そして英語に文化の視点を持つキッカケを作ることがまずは必要です。

というわけで、英語を勉強するときは、言語として英語(文法や発音等)を学ぶことと同じくらい、英語圏の文化を学ぶことが重要なのです。

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