人目を気にし過ぎる性格
私は3人きょうだいの末っ子。
私の上には2人の姉。
幼稚園から中学時代まで
家庭訪問や保護者面談では
「大人しい、真面目な子。
手のかからない いい子」
いつも先生から言われ、
母はいつも嬉しそうに
私を褒めてくれた。
両親が共働きだったので、
普段は祖母と過ごすことが多かった私は、
両親に褒められるのが
嬉しくてたまらなかった。
寂しかったのかな……。
逆に、
「思いやりがない‼️」
って親に叱られたのも よく覚えてる。
叱られた原因は覚えていないけど…。
良い子でなきゃいけない。
そうでないと 愛されない。
これが根底にあったと思う。
親や 祖母や 友達や 先生や……。
いつも人の目を気にしてきた。
社会人になってからも
人の反応や表情を見ながら、
自分の「本当の気持ち」を押し殺してきた。
だから 人間関係の悩みは絶えない。
そして身体を壊し……
40代までに6回の転職。
妻も呆れ果てて
「もう勘弁して!」と
何度も 泣かせてしまったりもした。
5年前の私は
家にも居づらかった。
当時中学生の娘が
思春期特有の体調不良で
学校に行けなくなった。
実家の両親にも責められた。
「近所にどう思われるか。
育て方に問題ないのか。」
妻は私のいない所で
毎日、ひとりで泣いていた。
私も布団にもぐって、涙を流す日々。
会話もない家庭。
何がいけなかったんだ!
自分自身を責め続けた。
その頃の私には もう、
職場にも家にも
居場所が無かった。
心が落ち着く場所が ひとつも無かった。
「人間関係も上手くいかないし
家族でさえも 上手くやれない。
どうせ自分の人生はこんなもの。
何をやっても 上手くいかない。
生きていても いいことなんか
何ひとつない!
この先もずっとそうに 決まってる!
もう……
生きてる意味がわからない…
死んでしまうと家族に迷惑をかけるから
この存在を消したい。
消えてしまいたい……。」
そんな事ばかりを考えていた。
休みの日には
とりあえず用事で出かけたフリをして、
自宅から離れた公園内をウロウロしたり、
ただただ、海や山を眺めて考えていた。
そんな時に、
公園内のイベントのお知らせメール。
そして 動き始めた
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