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だから愛そう

#散文詩



君はいつも穏やかで。

君はいつも微笑んで。

君はいつも優しくて。

だから、君の周りにはたくさんの人。

そして、君と同じような心の温かい人が集まる。

君が微笑めば周りも微笑む。

誰かが輪に入れば君は温かく迎え入れる。

同じく周りも温かく迎え入れる。

誰かが輪を乱しても君はそっと見守る。

すると、乱した者は自分の過ちにふと気づく。

周りが誰かを1人にしようとしても。

君は優しく1人になった人を包み込む。

周りはその過ちに気づき1人にしなくなる。

やがて、その1人は気づく。

自分は誰に救われたのか。

いつも穏やかで、優しく、みんなを包み込む君に。

周りを大きな愛で包み込む君のことを。

その1人は学ぶ。

君の姿を見て、学ぶ。

その1人は、やがて大きな愛になり君からの愛を愛で返す。

そして、その1人の姿を見た周りも気づき。

これまでの君の深い愛に感謝し、君に愛を返す。

嫌いでもいい。

無視してもいい。

関わりたくなければ関わらなくていい。

ただ、自分を思い、優しく、愛を持って接してくれる人が1人でもいるならば、その人の姿をもう一度思い浮かべよう。

その人のように完全になれなくてもいい。

1人でも、少しでも、誰かを傷つけないように。

自分のできる愛で愛してみよう。

重く考えなくていい。

その優しさが、その温かさが、その穏やかさが愛だから。

だから、愛そう。



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