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若いのに難病の方だった。

30代の方が来店。
「背中、張ってますね」と、私。
「ガンで大胸筋と広背筋、切除したんですよ」と、お客様。

「えっ〜、マッサージしてもいいんですかね?」と、驚く私。

「今のところ腫瘍も無いし、なんともないのでマッサージして下さい」と、おっしゃるので了承。

珍しい難病で全身に湿疹が、出来てて、その湿疹が悪性腫瘍になると、なった部分を切除するとのこと。普段は痒みもないし痛くも無いとのこと。

でも、いつ悪性腫瘍になるかわからないそうだ。

うーん、難しい。

あまり根掘り葉掘りも、聞けず

「私に不思議な力があればハンドパワーでなんとかしたいけど平凡な腕で申し訳ない」と、つい、言ってしまった。

「いえいえ。」と返事。
マスクはお互いしてるけど、コロナ禍のおり、長いおしゃべりはご法度なのであとは黙々と施術。

首から上は無症状。
「不幸中の幸いで顔が無事で良かったね。神様も、捨てたもんじゃないね」と、又、余計な一言、
言っちまった私。トホホ…。

「そうなんですよ。おかげさまで」と、返事。

いつも心込めて施術してるけど、今回は、特に心込めて「これ以上、悪性腫瘍が、できませんように!」
と、心の中で、神様にお願いしながら施術しました。

皆、強し!私も、見習うぞ!


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