井の中の蛙大海を知らず 続き

「井の中の蛙大海を知らず」
記事を読んでいるとき、このことわざが目についた。
WBCで日本に大敗した韓国メディアが、自国の国内リーグを批判している記事だった。そんなに言わなくてもいいじゃん。
確か、井戸の中にいる蛙は外の世界を知らない世間知らずって意味だった気がすると思い検索。

狭くて閉じた世界観の中にあり、広い世界を知らないさま。また、そのような状態にある人。井蛙。
(引用:weblio辞書「井の中の蛙」)

まあそうだよね、ネガティブな言葉よな。別に蛙が海を知らなくてもいいじゃんと思うけど。
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「井の中の蛙大海を知らず 続き」

続き?気になって知らべてみた。このことわざに続きがあったのか?
井の中の蛙は、どうやら中国の古典【荘子】から引用されたものだと。名前だけは聞いたことあるな。
【原文】
「井蛙不可以語於海者、拘於虚也。」
井蛙(せいあ)には以(も)て海を語るべからざるは、虚に拘(かかわ)ればなり。
「井戸の中の蛙と海のことを語ることができないのは、蛙が虚(くぼみ)にとらわれているからである」
(引用:三省堂Word-Wise Web)

虚と書いて くぼみ。 やり過ぎてる。書いた人のしたり顔が目に浮かぶ。
蛙は井戸の中という虚に、あ間違えた、”虚『くぼみ』”に囚われているから、外の広い世界のことを何も知らない。
だから海のことについて話そうとしても、蛙はそもそも海を知らないのだからできないよねということ。
この蛙を教訓に、もっと広い視野をもちましょうや、世界を知りましょうやということでしょう。
そしてデザート。「井の中の蛙大海を知らず」に続く文章は

『されど空の深さを知る』

カッコよすぎる・・・・。どんでん返しじゃん、シックスセンスかよ。めちゃいいわこれ。
井の中で空を見上げることしかできなかった蛙は確かに外の世界を知らない。
だけどそこに居たからこそ、誰よりも空を見上げて、誰よりも空の青さ、深さを知っている。
世界を知らないのは何も悪いことばかりではなくて、狭い世界にいたからこそ一つのことを突き詰めることができた。ポエムになったわ。
一般的に「井の中の蛙」というのはネガティブな印象を持ってしまう言葉だけど、本当に「井の中の蛙」になるまで一つのことを突き詰める人はごくわずかだろう。
研究者や職人達が、これに当てはまるのかな。続きの文章を知ることができたから、ことわざのイメージが180度変わってしまった。
まだまだ自分は井戸も見つけてないし、おたまじゃくしにも成れてない、卵子です。井の中の蛙先輩、まじリスペクトっす!


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