謎の痛みと闘う‐それ、慢性疼痛かも
検査しても原因が見当たらない痛みがある
私が誰で、どこに住んでいて、なぜこの文章を書いているかより、切実に痛みの原因を知りたくてスマホと向き合っている人がいると思う。
その人たちにこの情報が届くことを願って、結論から先に。
どんなに検査しても原因がわからない。怪我もしていない。なのに痛みが長期間続いている。痛み止めも効かなくなってきた。それはもしかしたら慢性疼痛かもしれない。
あまり聞き慣れない言葉だが、IASP国際疼痛学会では以下のように定義されている。
通常、怪我をして体を損傷するとそのサインとして痛みを感じる。
しかし、きっかけが何にせよ、損傷はない/治ったにも関わらず脳が勝手に痛みを感じ続けるよう変性してしまうことがあるらしい。
何のメリットがあるか分からないが、繊細な仕組みで成り立っている人体に、ため息が出る。
色々な病院を回ったが、相手にされない。精神科や心療内科を紹介されたが、勇気が出ない。そんな人はまずここに相談するといいかもしれない。
ペインクリニックというのがあるらしい
私の場合は、7,8箇所の病院を回ったあげく、最終的にペインクリニックにたどり着いた。
ペインクリニックという診療科の科目すら知らなかったが、主に神経痛に対するブロック注射などを行なっているらしい。思いつく診療科をすべて回っている場合は、行ってみるのがおすすめだ。
痛みとの戦いは、本当に長期戦だ。私も、痛みが少しでも軽減されたと感じるまで、思い返すと3年くらいかかってしまった。軽減しただけで、完治はしていない。
あなたの痛みがどのようなものか分からないが、一刻も早く軽減できる方法が見つかることを祈っている。
参考資料
厚生労働省 慢性疼痛対策のページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/manseitoutsuu/index.html)
慢性の痛み情報センター (https://itami-net.or.jp)
日本いたみ財団 (https://nippon-itami.org)
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