しろくま

北極から、大阪へやってきた「しろくま」です。だから暑いのは、苦手です(;´・ω・) 寒…

しろくま

北極から、大阪へやってきた「しろくま」です。だから暑いのは、苦手です(;´・ω・) 寒いのも苦手だけど・・・ いま作りたいのは「勝手に読み聞かせしてくるWeb小説」です(動画じゃないよ~) 音声データUP上限容量の問題あるから、さてどうするか

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自己紹介っぽいもの

関西在住の「しろくま」です。 男性です。 とりあえず右も左もわからないまま、noteさん使い始めてます(;´・ω・) やりたいことは基本的にWeb小説なんですけど、そこに画像と合成音声による文章読み上げを追加出来たらいいなってことで。 動画じゃないこのスタイルは、すでに一部企業さんでやってるみたいですけど、似たようなもんです。 連載する小説の題名は「赤と黒のサンタ」です。 サンタクロースを題材にして 「SF」と「ファンタジー」を混ぜこぜにした冒険活劇ってところでしょうか

    • 【おまけ】「赤と黒のサンタ」のイメージソング

      (1)小説「赤と黒のサンタ」オープニングイメージ曲      フリーBGM「星夢ゲイザー」/作(編)曲 : 龍崎一 (2)小説「赤と黒のサンタ」エンディングイメージ曲      フリーBGM「Blue Star」/作(編)曲 : 龍崎一 【その1 動画についての説明】 なんちゃって絵本小説「赤と黒のサンタ」 Youtubeで、イメージテーマソング動画を2つ作ってみました。 絵本小説で描こうとしている「世界観」を、少しでも伝えることが出来たらいいなと思って作ったものにな

      • 第54話 ネネとの会話はコツがいる

        そもそもネネがドールの街に行こうとしていた理由とは、人間の街が今どうなっているのか見てみたいと思っていたからでした。 そこにみんなから、街には大好きな「バニラアイスとマンガ」があると教えられたものですから、もうネネのワクワクは止まりません。 「怖い悪霊が出る」と忠告を受けたはずなのですが、そんなことはすっかり忘れていました。 ネネの生き方の信条は「食う・寝る・遊ぶ」なので、自分の欲求に忠実なのは仕方がないことです。 なぜなら、それがネネだから。 とはいえ、考え無しで自らト

        • 第53話 変わり始める道化師のオレンジ

          月のルーナが死神を見た瞬間、実はドン引きしていました。 彼は夏の海を楽しんでいるのか、緊張感の欠片もありません。 ついさっきまで、すさまじい闘気を放ちながら、ネネと格闘戦を繰り広げていたとは思えない程のくつろぎっぷりです。 「死神のやつ、あの余裕はどっから出てくんだ」 さて、道化師のオレンジが質問する度に、死神が答えていました。 しかも何やら2神で、何度も何度も何かを試しています。 よく見えないので、何をやってるのかはさっぱり不明でした。 「あいつら、いったい何やってん

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        自己紹介っぽいもの

          第52話 ドールの街には危険がいっぱい?

          「そう言えば、オレンジちゃんはドールの街まで戻ってたんだよね。そこってさ、どんな街なの?」 道化師のオレンジは、ネネから質問されて思わずハッとします。 そういえばそんなことを言って、バイクのサンダー・ボルトに街まで送ってもらっていたのでした。 実は真夜中のサーカス団の次の公演地候補がドールの街だというのは、咄嗟についたウソでした。 そんな公演予定は、最初からありません。 しかし月のルーナに報告した「ドールの街に悪霊がたくさん集まってきている」というのはホントの話です。 日

          第52話 ドールの街には危険がいっぱい?

          第51話 スイカに塩で甘くなりますよ

          死神と月のルーナは、お互いの近況を報告し合っていました。 何せ200年ぶりの再会です。 死神は、いま道化師のオレンジがサンタ・ブラックに囚われの身であることを聞いて驚きます。 彼女は誘拐拉致された後、寄生蟲をつけられて、不本意ながらも人類に対して悪事を働くよう強制されてる状況でした。 サンタ・ブラックの配下である幹部達も、天の川銀河太陽系では最強クラスの原初神並みの力を持っているという話にも驚かされました。 「念のため言っておくけど、オレンジは寄生蟲を絵本に封印して、サン

          第51話 スイカに塩で甘くなりますよ

          第50話 ネネやっと道化師を思い出す

          死神の後ろに隠れながら、原初神のルーナとオレンジをまじまじと見つめてくるサンタ・ネネ。 ルーナの後ろに隠れながら、ネネを見つめる道化師のオレンジ。 しかも強い力でグイグイと、オレンジはルーナを押してきます。 「おい、オレンジ押すなって」 踏ん張っても、止まれません。 ついに月のルーナは、死神に助けを求めます。 「ちょっと死神!涼しい顔して見てないで、この2人を何とかしてくれよ」 「そう言われましても、ネネさんは小さい頃からずっとこんな感じですし」 あっさりと死神に見捨

          第50話 ネネやっと道化師を思い出す

          第49話 ネネに忘れられていた道化師

          死神はネネを引き連れて、原初神である月のルーナと道化師のオレンジの前へと歩み寄ります。 左腕を胸にあてて会釈をしながら、改めて挨拶をしました。 「ご無沙汰しておりました。ご挨拶が遅れまして申し訳ございません」 さてネネはと言いますと、つい先程しろくまのヌイグルミを上げたばっかりの2神に対して、なぜか人見知り(神見知り)を発動しています。 死神の後ろに隠れて、顔半分だけを覗かせながら、疑心暗鬼のジト目でルーナとオレンジを見ていました。 「ネネさん、こちらが月のルーナさんで

          第49話 ネネに忘れられていた道化師

          第48話 サンタ・ネネと死神の再会 5

          体中が砂まみれになっていたネネは、全身をパンパン叩き始めました。 またもや砂埃が、宙に舞います。 「へっぷしんっ!!」 砂が鼻に入ったネネは、思いっきり大きなクシャミをしてしまいます。 ネネがティッシュを取り出して思いっきり鼻をかんだ後、腕に付けているサンタ・リングに触れました。 一瞬でサンタ服から私服へと、衣装が変わります。 そしてネネはバツが悪そうな顔で自分の髪をかき上げながら、死神の方へ向かって話しかけました。 「う~~、何言ってんの? 頭叩かれたんだから、私の

          第48話 サンタ・ネネと死神の再会 5

          第47話 サンタ・ネネと死神の再会 4

          原初神の月のルーナと道化師のオレンジは、ネネからもらったしろくまのヌイグルミを抱きながら、闘いを見守ります。 「死神もネネちゃんも、闘いを楽しんでるよな。ネネちゃん笑ってるし」 「前にネネちゃんが言ってたんだけどさ、天上界からこっちにくる直前に、神々が持ってる城や宮殿とかをいっぱい破壊してきたらしいよ」 「げっ!それってまるで破壊神じゃねーか」 「その理由が、人間を助けない神が気に食わないから天罰与えたんだって」 「うわ~、同族に戒められる神しかいない天上界って、もう終わっ

          第47話 サンタ・ネネと死神の再会 4

          第46話 サンタ・ネネと死神の再会 3

          砂浜でオレンジと話し込んでいた月のルーナは、頭の上でくつろいでいる白いハトをつかむと、大空へと放しました。 「ドールの街で悪霊退治はやるけど、どうやってネネちゃんと知り合いになるかの方が問題なんだよな」 「あれ?さっき自信満々で、私に不可能なんてな~い!とか言ってたよね」 「そんなこと言った覚えはない」 「え?」 ルーナは続けて、オレンジに話しかけます。 「オレンジが描く絵本あったじゃん。呪いのキノコとか出してたやつ」 「それが何?」 「新しい絵本で、私とネネちゃんが出

          第46話 サンタ・ネネと死神の再会 3

          第45話 サンタ・ネネと死神の再会 2

          「くっ!」 死神は、ネネの初撃のパンチを紙一重のところでかわします。 「ちょっとお待ちを。あなたは、ネネさんなのですか?」 「ほらほら、喋ってる場合じゃないよ」 続けて死神の顔を蹴り上げようとしますが、避けられてしまいました。 「その蹴りのクセは、やはりネネさんですね。しかし大きくなりましたね」 「200年ぶりだからね」 「なるほど、そうですか。あれから、もうそんなに経ちましたか」 ネネは、会話をしながらもパンチとキックを連続で叩き込んでいきます。 でも、全く当たり

          第45話 サンタ・ネネと死神の再会 2

          第44話 サンタ・ネネと死神の再会 1

          朝食を食べ損ねたまま昼まで寝ていたネネですが、それを取り戻すかのように昼食を食べまくり、お腹ポンポコリンの大満足になっていました。 大きく背伸びをした後、ドヤ顔でわけのかわらないことを言い出します。 「ふっ ネネちゃんは天才かもしれないのだ。ボルトをうまく言いくるめてサンタ袋に押し込んだから、これでまた砂浜で遊び放題なのだ」 「次はドールの街に行きたい」と言っておきながら、なかなか森から出発しないネネは、実はボルトからブツブツ文句を言われていたのです。 でも彼女にはなかな

          第44話 サンタ・ネネと死神の再会 1

          第43話 悪霊があふれる街があります

          「そうだ!さっきまでドールの街に行ってたんだけどさ」 「人間界に出て来たばっかりなのに、もうウロチョロしてんのかよ」 「あそこ、けっこうヤバイことになってきてるよ」 道化師のオレンジが、突然おかしなことを言い出します。 最初はまたいつもの軽口かと思ったルーナでしたが、オレンジが珍しく神妙な顔つきをしているので、ちゃんと話の続きを聞くことにしました。 「さっき幹部のゴートマンの話したでしょ」 「あぁ、あの分身するとか、しないとかの奴だっけ」 「いや、分身しますけど」 「そう

          第43話 悪霊があふれる街があります

          第42話 終末戦争 200年前の記憶 2

          サンタ・ブラックが引き抜いたのは、超科学文明を誇っていたアトランテック大陸の中心に植えられていたサンタ・ツリーでした。 上空に開いた次元の穴は、地上にある建造物を破壊して、次々に吸い込んでいきます。 人類の代表としてアトランテック軍の兵士たちは最後まで抵抗を続けていたのですが、ここで完全な敗北が決定してしまいます。 なぜなら戦いを続行しようにも、アトランテック大陸そのものが沈没を始めたからです。 飛空艇で脱出しようにも、空には次元の穴が開いているので逃げようがなく、地上では

          第42話 終末戦争 200年前の記憶 2

          第41話 終末戦争 200年前の記憶 1

          ここで、この物語「赤と黒のサンタ」が始まるきっかけになった終末戦争について語っておきます。 それは今から約200年前に起こった忌まわしき記憶です。 この戦争によって人間界では無差別に都市や建造物が破壊され、人類の約8割が死亡することになります。 主犯はサンタ・クネヒトで、10月31日の夜に突然豹変しました。 瞳の色が真っ赤に染まり、苦しみから逃れようとしているのか、周辺の建築物を破壊し始めます。 彼はサンタ・クロースの弟で、ネネにとっては大叔父にあたります。 優しい心

          第41話 終末戦争 200年前の記憶 1