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一夫多妻の理想と現実 -中東でも男はつらい(らしい)よ-

一夫多妻は男のロマン、みたいな記事をどこかで読んだ
男なら否定する者はいない(たぶん)

だったら問いたい
一夫多妻が男のロマンなら、一妻多夫は女のロマンかと
まあ、それは措いといて
ここは一夫多妻に絞ろう

一度だけ行ったフィリピンのマニラで、現地のとあるインテリ女性から聞いた話
フィリピンといえばカトリックの国
カトリックといえば一夫一婦制のご本家(元凶?)
そこでは案外一夫多妻が多いのだという
金があればさもありなん、と思いきや
貧しい男も平気で2人以上と結婚しているという
嘆かわしい、というか羨ましい
(彼女は「嘆かわしい」と言ったが、わたくしこと[旅人 A]は「羨ましい」と思ったのでありました)
なぜなら・・・

金欠の[旅人 A]でも、フィリピンなら一夫多妻を実践できるのではないか?
「少年よ大志を抱け」は、かの有名なクラーク博士の名言
「中年よ大志を抱け」ならぬ「中年よたくさん抱け」は、かの有名無実な「暗〜く博士」(=[旅人 A])の迷言
でも、あれ以来行く機会がなく、計画(?)は頓挫しています。トホホホ・・・
(だって、タクシーで通りかかった場所で発砲事件があって、警察が取り調べしていたんだもん。怖くて行けたもんじゃありません。フィリピンは金輪際パス)

中華の鉄人・(故)陳建一のお父さん、陳健民
四川出身で、麻婆豆腐や海老チリを日本に広めた人
別名「さすらいの麻婆豆腐」
彼には「さすらう」場所場所に奥さん(現地妻)がいたそう
華僑にはこういう人が少なくない
ゆえに、陳建一にはあっちこっちに異母兄弟がいるのです

台湾の台北で、現地のとあるインテリ女性から聞いた話
台湾人ビジネスマンで中国に赴任している人は、現地妻を迎え夫婦生活をしているという

インドでも一夫多妻はある意味ステータスシンボルだった模様
かつての日本もそう
西郷隆盛、渋沢栄一、田中角栄・・・
もちろん世界の王さま連中にとっては常識みたいなもの
タイのチュラロンコン大王には側室を入れて妻が160人以上、子供は77人
(いまの王さまも一夫多妻制の復活をもくろんでいるとか。嘆かわしい、というか羨ましい)
15代将軍徳川慶喜にも妻が何人もいて、子供も20人以上
(調べていると、[旅人 A]は、羨ましいを通り越して腹立たしくなるのでありました)

一度だけ行ったオマーンの首都マスカットで、現地のとあるインテリ女性から聞いた話
彼女はアウディを運転しながら、車外を指さして言った
「ほら、そこの家、別宅みたいなのが4棟あるでしょ。4人の妻が別々に住んでいるのよ。イスラム社会では男性は4人まで妻をもてるけど、差別待遇は禁止されていて、4人なら4人、同じ広さで同じ形の家を与えなければいけないのよ」
だってさ

男の天国・ハーレムを想像するが、どうやらそうでもないらしい


世の中、都合のいいことばかりではない
一夫多妻でも男はつらい(らしい)のである

羨ましい、いや嘆かわしい、いや、ざまあみろ!

少し気分がせいせいした

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