ブランドイメージ向上だけでは勿体ない!二次流通事業で得られる”再販収益の獲得”と"商品開発への還元"について徹底解説
こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』です。
今回は、二次流通事業を始める際に見落としがちである
"二次流通事業は単なるブランドイメージ向上には留まらず、
『再販により収益が獲得できたり、自社の商品開発へ還元することが出来る』"という点について
詳しく解説していきます。
1.二次流通事業の効果は『ブランドイメージ向上』だけではない
アパレル企業による二次流通事業への取り組み意義は
「サステナビリティアクション」としての側面から捉えられることが多く
ブランドイメージの向上を狙うだけに留まってしまう事例が多数みられます。
しかし、実際に二次流通事業を行うと、
再販による収益獲得・自社の商品開発への還元という
非常に有用なメリットを享受することが出来ます。
2.再販収益の獲得
現在、ユーズド品の多くは専門的な売買事業者やフリマサービスを介して流通していますが
二次流通事業に自社で取り組むということは、そうした流通の仕組みを内部化することになるため
再販収益を自社利益として取り込むことができる可能性があります。
ただし、アパレル商品の一般平均としては、二次流通を通じた売買差益の単価は売買にかかるコストに対して大きくありません。
したがって、再販収益の獲得は高価格帯のブランドなど
売買差益単価の大きいブランドにおいて比重の高まる効果といえます。
3.商品開発への還元
二次流通事業に取り組みは、収益的な側面だけでなく
社内の研究開発の契機としても捉えることが出来ます。
例えば、
・ 回収衣料を素材としたリメイク商品やリサイクル商品の開発・販売
・回収衣料の劣化状態の分析や、再生工程のテスト結果を商品設計に反映し
リユースやリサイクル効率のより高い商品設計を実現する
といったような可能性が挙げられます。
つまり、二次流通事業に取り組む過程で専門的な知見を得られることにより
それを基に新たな製品開発への還元効果も期待できるということです。
4.二次流通事業へ参入"しないこと"のリスク
アパレル企業が二次流通事業を検討する際に懸念として挙がりやすい事項に
①アパレル企業が二次流通に関わること自体が、ブランドの世界観を損なうのではないか
②ユーズド品の販売が、新品の販売機会を侵食するのではないか
という懸念事項がよく挙げられます。
もちろん、こうしたリスクはある程度存在するものの
同時に「二次流通に関与しないことのリスク」も踏まえて総合的な判断を行うことが重要です。
①ブランドの世界観の観点でいえば
現状の二次流通市場は、ブランドホルダーの関与しない査定や再販などが無秩序に行われており
こうした現状も同様にブランド毀損のリスクを孕んでいます。
つまり、「二次流通に関与しないことのリスク」が存在しているということです。
②また、新品の販売機会の侵食についても
すでにあらゆるブランドのユーズド品は市場に流通しており
その再販収益が外部流出していることを考えると、この点においても
「二次流通に関与しないことのリスク」が存在しているといえます。
こういった状況を踏まえた上で、二次流通の多面的なポテンシャルと比較しながら
二次流通事業を独立した施策と捉えるのではなく
事業モデル進化の機会としての意味を十分に検討することが重要です。
5.「リユース事業を始めよう」と思ったら…
いかがでしたか?
この記事では、リユース事業への参入には『ブランドイメージ向上』だけではなく
『再販による収益の獲得や、自社の商品開発へ還元』という大きなメリットがあることが
お分かりいただければ幸いです。
ただ一方で、いざ自社で独自に新規参入するとなると、高い専門性が必要であることも事実です。
そこで、二次流通支援サービス『Selloop』では
リユース事業の新規参入を、ブレインストーミングの段階から
ビジネス設計のコンサルティングや、各種開発・制作の代行、業務BPOによって支援しています。
もしこの記事をお読みになって、リユース事業の新規参入にご興味を抱かれた方は
Selloop webサイトより『noteを見た』とお気軽にご相談ください。
御社の現状から、リユース事業への参入までを、手厚くサポートさせていただきます!
この記事が、御社のリユース事業参入への契機になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
▼おすすめ記事▼
二次流通市場への参入には、今回紹介したメリット以外にも
『二次流通事業の参入が、顧客接点の増加に寄与する』というメリットもあります。
詳しくは是非こちらの記事もご覧ください!