【紹介】プロトタイプを作成って何?を紹介したいと思います。

お久しぶりです。ちゃちゃまるです。
少し前(3/25)に大学院修士課程を無事、修了しまして、ドタバタしたまま、現在4月10日までになりました。明後日4月12日に入学式を迎え、博士後期課程に進学予定です。

そのことから、研究室の教授に、「プロトタイプを作成しておいてね」と言われました(言われたのは、相当前です、、、笑)。そろそろ、作成しないとな~!って思ったので、まずはプロトタイプを考えたいと思います。


プロトタイプが必要な理由は?

現代では、自動車やスマホ、アプリ等、多くの作成の場でプロトタイプの作成がおこなわれる。プロトタイプはなぜ必要なのか。プロトタイプが求められる理由について紹介する。

製品の仕様を完全に伝えることが不可能に近いから

担当者から担当者に対して、イメージを伝えることは容易ではない。特に外部委託する場合は、全ての要件を列挙してゴール地点を過不足なく伝えるために、莫大な労力と時間がかかってしまう。また、モノを作るためには、感覚や感性で伝えなければならない部分が多々あるが、明確に伝えられなければ、違うものができてしまう可能性が高くなってしまう。また、何度も修正を繰り返すことで、コストや時間がかかってしまう。そのため、一度プロトタイプを作ってから、機能、デザイン、操作イメージ等を調整していく方が、お互いの要望や改善点が理解しやすく、最終的には工程数を減らすことができる。

ユーザーの声を反映させる必要があるから

ネット社会ではmユーザーの声が非常に大きいと言える。サービスを提供するには、一方通行では成り立たない。そのため、プロトタイプを使用し、見込み客(ユーザー)に実際に体験してもらい、声を反映させていく必要がある。ユーザーの声を元に、改良・修正を加えていくことも非常に重要である。

プロトタイプの3つの種類

プロトタイプには、大きく3つの種類がある。それぞれの種類と概要、用途について、解説する。

ファンクショナルプロトタイプ

ファンクショナル(実用的、機能的)なプロトタイプとは、動きのシュミレーションを行うためのもである。紙設計してテストする、ペーパープロトタイプツールやInVisionなどのツールを使う。

デザインプロトタイプ

Adobe XD、Sketch、Figmaなどのプロトタイピングツールを使ったリアリティを持たせたプロトタイプである。ファンクショナルプロトタイプに具体的なデザイン、形を加えた試作で、見た目を完成品に近づけたタイプである。

コンテクスチュアルプロトタイプ

コンテクスチュアル(文脈的)なプロトタイプを意味する。製品やサービス動画を作成し、ユーザーが実際にそのモノを使用するイメージを与える。ユーザーを疑似体験させることができるので、より具体的な問題、改善点、反応が見えてくる。

プロトタイプを作成するメリット

プロトタイプの作成は、ソフトウェア等の開発だけでなく、新しい製品、サービスの提供には欠かせない手法である。

製品・サービスの質を高める。

想定していなかった使い方やバグの発見、操作性の問題、不具合などのトラブルを浮き彫りにできる。その修正、改善を繰り返すことで、より品質の高いサービスが提供できる。

段階的に仕様を固めて開発できる。

制作前に仕様をすべて固めて開発すると、やり直しがきかない場合が想定できる。試作の検証、調整を双方で繰り返すことで、ニーズにあった製品・サービスに近づけていくことができる。

認識のずれを軽減

初期にプロトタイプを作ることで、チームの共通の認識ができ、同じ方向で開発を進めることができる。また、修正・改良も早い段階でおこなうことができるので、双方に安心感・信頼感が生まれ、モチベーションを維持できる。

プロトタイプに似た試作手法3選

新規事業で失敗しないようにするためには、プロトタイピングという手法を全員が理解し、立場を超えて改善点を早期に発見し、フィードバックをしていくことが必要である。ただ、全てにおいてプロトタイプを作成すると、開発部門に大きな負担をかけてしまう。そのため、プロトタイプと似た試作手法が3つある。プロトタイプと組み合わせて、効率よく開発を進めていく。

スケッチ

紙に手書きで絵を描いていく手法である。文字よりもラフ画の方が伝わりやすくアイデア整理にも便利な方法である。

ワイヤーフレーム

サイトやアプリなどのレイアウトを作成する。ビューとビューの関係などを作成する。外注する際も、ワイヤーフレームがあれば言葉より簡単に伝えることができる。デザインプロトタイプよりも簡単に作れるので、時間・コストを削減できる。

カンプ・モックアップ

カンプはワイヤーフレームに色や画像の指定をおこなったものである。最終的なイメージの共有にも活用され、前ページを作るではなく、代表的な部分だけで作成する。WEBサイトにおいては、モックアップとほぼ同様の意味である。モックは、訳「模型」の意味であり、外観デザインの検討段階で作られる。ワイヤーフレームよりユーザーに分かりやすく、プロトタイプよりもコストを抑え短時間で制作できる。

プロトタイプの作り方

大切にすること

プロトタイプを作るうえで大切にしなければいけないことがいくつかある。
・常に新鮮な考えを持ち、それを可視化する。
・最初のアイデアに固執せず、流動を受け入れる。
・丁寧に作りすぎない。
・早めにレビューをもらい、失敗を恐れない。
・常識にとらわれない。

プロトタイプの作成ツール

・Figma
・Adobe XD
・Sketch
・Prott

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。何かのお役に立てれれば幸いです(自分自身もできるだけ早く完成できるようにしたいです笑)。


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