西尾尚也 / STUDIO BE-MO

三重県いなべ市でSTUDIO BEMO(スタジオビーモ)というフリーランスのデザイン事…

西尾尚也 / STUDIO BE-MO

三重県いなべ市でSTUDIO BEMO(スタジオビーモ)というフリーランスのデザイン事務所をやっています。 お山の麓で、写真や動画を撮りつつ、デザインを作って生きています⛰ noteでは事業のことや写真・デザインのことなどをつらつらと書こうと思います。

最近の記事

街の息吹、夏の終わり。

三重県桑名市の石取り祭、この祭りが桑名の夏のピークであり、そして暑さの終わりを感じる節目の日でもあります。 僕のとっては入道雲や海、蝉の声よりも、この太鼓の音こそが夏の1コマを感じさせてくれます。今年も写真が撮れて幸せでした。 #夏の1コマ

    • #7 北勢線という電車 【スナップ】

      僕はいなべ市という三重県北勢部の小さな町に住んでる。 いなべ市の隣には僕が生まれ育った場所である桑名市という町があって、その二つの町の間には、北勢線という名前の小さな電車が通っている。 ナローゲージという小さな線路を走る電車なのだが、僕はこの電車が好きだ。足を伸ばせば向かいのお客さんの膝に触れてしまうような、それほどに小さな電車なのだ。 僕は実はこの北勢線という電車に色々と思い入れがあって、自分の人生を少し重ねているところがある。そんなことで、そう遠くない未来に、僕はこの

      • #6 住む町、風と香り

        世の中が随分と茹って、外に出るのも億劫な日々が過ぎていく。夏の日差しは目に入るもの全てをキラキラと輝かせてもいるが、ちょっとやりすぎなくらいだ。 僕はこの季節の夕方の風と香りがすぎだ。まとわりつくように感じる暑さが少しおさまる夕暮れ頃、近所をゆっくりと散歩する。暑さばかりに目と感覚が向いて、気を抜けば「暑い、暑い」とそればかり口にしてしまう。なんでこんな時に散歩なんてしてしまったかと思いつつ、休憩替わりに少し足を止めると、ふっと流れる涼しい風に気付く。 暑さばかりに気を取

        • #5 縁が繋ぐもの

          ここ数日、立て続けに「ご縁」をいただいている。ありがたいことに、写真をご覧いただいて感想をくださったり、お声かけをいただいてお会いさせてもらえたり、嬉しい繋がりをたくさんもらっているのだ。今回は僕の拙い考えを吐き出させてもらってから、今日撮影したお写真を見て欲しい。最後の方に写真を載せるから、それまで忍耐強く読んでくれたら幸いだ。 最近、人が想いを込めて作り出したモノが持つ「力場」のようなものの事をよく考えている。僕と誰かを繋いでくれているのは、その力場のおかげだと思ってい

        街の息吹、夏の終わり。

          #4 人物ポートレートを撮り始めて半年の軌跡と学び

          2023年11月に初めてポートレートを撮影させていただいてから、2024年6月現在で約半年とちょっとが経ちました。今までどんなことを考えて撮影してきたか、どんな学びを得て、写真の撮り方をどう変えてきたのかをまとめてみたい。 僕は風景スナップが好きで、田舎の風景ばかりを撮っていた。でもある時、映画のワンシーンのような、ストーリー性のある写真を撮りたいと考え始めた。物語を語るには登場人物が必要だと思っていたので、人物写真への興味が強くなっていきました。それがポートレートに挑戦し

          #4 人物ポートレートを撮り始めて半年の軌跡と学び

          #3 世界は美しいということを信じる大人たちへ

          羊文学さんの「光るとき」という楽曲の詩で、こんな一節がある。 僕はこの詩に深く感銘を受けて、自分の写真の目指す姿が、この言葉にあるのかもしれないと思った。 いうまでもなく、この世界は悪辣の限りがひしめき合っている。大人になればなるほど、そんな状況の方が目につくようになる。SNSをひらけば四六時中、誰かが誰かに怒っている。そんな状況に毎日うんざりしては、こんなものを見ている意味などあるんだろうかと、じわじわ疲れていく。 でも、世界は本当にそんなに悪いものだろうか。 仕事

          #3 世界は美しいということを信じる大人たちへ

          #2 産まれた街から

          noteを書き出した理由は、半分は自分自身の人生の今までとこれからの整理の為だ。 僕は今、わりと大きな人生のターニングポイントの渦中にいる。別に何か大きなことが起こったわけでも、誰かとの繋がりが絶たれたわけでもない。所謂、クォーターライフ・クライシスってやつなんだろう。それでも自分なりに仰々しく構えて、こりゃ岐路だぞなんて思って過ごしている。 そんな面倒な僕の性分をのんびり書き連ねる予定のnoteなのだから、さぞかし面倒な文章になるんでないかなと思うので、出来るだけ素敵に

          #1 noteをはじめてみる 【地方で写真とデザイン】

          お元気ですか。 三重県のいなべ市という小さな山辺の町で、デザインと写真、映像などを生業にしている西尾尚也というものです。 写真が好きで、主に自分の街や家族を撮りながら、時々お仕事でいろんな写真を撮っています。 こんな小さな町から、誰にも知られていない35歳の人間が書く文章なのだから敬語なんて仰々しくて、つけることなんてないかな。 この小さな地方の町で、色々なチャレンジをしていくつもり。だから、ちょっとづつ、付き合ってもらえると嬉しい。 月に1〜2本はデザインのことや

          #1 noteをはじめてみる 【地方で写真とデザイン】