#5 縁が繋ぐもの
ここ数日、立て続けに「ご縁」をいただいている。ありがたいことに、写真をご覧いただいて感想をくださったり、お声かけをいただいてお会いさせてもらえたり、嬉しい繋がりをたくさんもらっているのだ。今回は僕の拙い考えを吐き出させてもらってから、今日撮影したお写真を見て欲しい。最後の方に写真を載せるから、それまで忍耐強く読んでくれたら幸いだ。
最近、人が想いを込めて作り出したモノが持つ「力場」のようなものの事をよく考えている。僕と誰かを繋いでくれているのは、その力場のおかげだと思っていたりするわけだ。別にオカルトでもなく、物理学的な現実の話のつもりだ。
最近、量子力学という学問にちょっと興味を惹かれてYoutubeの動画なんかを見て勉強していたりするのだけど、こんな面白い話を聞いた。
物体はクオークという小さな粒子で構成されていて、そのクオークが「強い力」というエネルギーで引っ張られ集まることで陽子や中性子を形作っているという。不思議なことに、クオーク自体には質量はほとんどなく、この強い力と呼ばれるエネルギーにこそほとんど全ての質量があるということらしい。つまり、クオークが集まってできた原子で構成されている我々生き物の質量というのは、ほとんど「エネルギーそのものの質量」であるとのことらしいのだ。エネルギーが質量を持つって、全然ピンとこない話だがそういうことらしい。おもしろいね。
つまり何が言いたいかというと、人の「想い」というエネルギー的な何かが、実は本当に質量を持つのではないか?ということ。
質量の大きい物体は、より大きな重力を持つらしい。想いを込めた作品は、そうでないものと比べて込められたエネルギー分の質量が大きく、それによって人や何かを引き寄せる「重力」のような力場を持っているのではないか。
この週末は展示会に行ったり、お知り合いのカメラマンさんとフォトウォークをしたり、縁が繋いでくれた出逢いに感謝する出来事がたくさん起こっている。この縁は、彼らの作品が持つ強烈な重力によって僕が引き寄せられた結果だと思うわけだ。
作品同士で引き合ったこの重力の力場が、程よい距離感を与えてくれる。僕はこの力場が心地いい。誰かの想いという目には見えないエネルギーが生み出す重力に身を任せて、なされるがままにふわふわと回っていきたい。僕自身も、エネルギーの中心点となって、誰かの心を引き寄せられたら、それはこれ以上ない幸せだ。
これらが今日の僕の質量。
取り留めもない話だが、結局何が言いたいかと言えば
今日もみなさんのお写真が素敵でよく眠れそうですということ。
それでは、また。
三重県いなべ市で小さなデザイン事務所「スタジオビーモ」をやっています。今は写真撮影を中心にお仕事をいただきながら、コツコツデザインを作ってます。よかったらWEBサイトもご覧ください。
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