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猫とお茶の癒し空間【だんで茶屋】@代々木八幡
代々木八幡宮の境内にある鳥居の脇にポツンと置かれた看板が目に留まる。
【養生茶とおやつの店 Dan de CHAYA(だんで茶屋)】
こんなところに茶屋なんかあったっけ?
吸い込まれるように、矢印に沿って進んでみる。
店に近づくと、急にリゾート的な風景となり、隠れ家を見つけたようで、ちょっとワクワクしてくる。
看板がなければ、オシャレな家だね~と言って通り過ぎてしまいそうな外観。
玄関でスリッパに履き替えて階段を上がると、カウンター席の前で一匹の猫が横たわっている。
ダイニングキッチンをカフェにリノベしたようで、窓からは太陽の光がたっぷりと差し込み、白い壁で全体的にナチュラルテイストなこともあり、明るく、湘南あたりのカフェにでも来たような感覚になる。
お茶メニューはオリジナルティーが10種類近くあり。
温かいお茶は茶葉が入ったマグカップで出される。
1~2分蒸らしてから茶葉を取り出すように言われる。
店主がお茶を運ぶと、先ほど寛いでいた猫がこちらの様子を伺いに部屋をパトロール。
一休(HITOYASUMI):700円
こちらのお茶の作用はリラックス、疲労緩和とのことで、緑茶ベースで、ジャーマンカモミール、レモングラス、リンデンが調合されているらしいのだが、不思議とパイナップルのような香りにも感じられ、なんともまろやかな味わいでホッとする。
ハーブティーではあるけれど、ハーブが主張しすぎないので、飽きずに飲めるのと、なんと言っても、アツアツなのがうれしい。
河童(KAPPA):700円
こちらのお茶の効能としては血液サラサラ、血糖調整らしいが、効能目的ではなく、抹茶ベースにペパーミントを合わせるという、驚きの組み合わせに惹かれ注文。ペパーミントの香りがすっきりとし、抹茶合わせに全く違和感なし。この味クセになる。
ちなみにお茶請けのクッキーはカリカリとした食感でなかなかよい。
出世稲荷:600円
出世稲荷社が有名な代々木八幡宮にちなんだ稲荷寿司は具沢山。
酢飯はしっかり酸味が効いているが、煮つけた筍が甘口なので、ちょうどよい塩梅。胡麻やちりめんじゃこも入りヘルシーでおいしい。
大根の漬物もいい味だ。
開運ごま丸:600円
うっすらと色のついた汁は薄めのほうじ茶にレモングラスとはちみつを合わせたもので、これだけを飲むと、ちょっとボヤっとしているように感じたのだが、ほんのりとした甘さに散りばめられているバラが合わさることで、やさしくも、癒される味に変化する。
まん丸のだんごはやわらかでとぅるとぅるもちもち。
中にはとろりとしたごま餡が入っている。ごまの香りよく、バラと喧嘩することなく、これまたうまい。
気さくな店主とちょこちょこと会話をしながらお茶を楽しんでいたら、猫の名前が「まつりちゃん(♂)」で、お客さんと遊ぶのが好きだという話を聞き、なんとなーく、ちょっかいをかけてみた。
最初は、綺麗な毛並みだったのだが、毛がぼさぼさになるぐらいの反応の良さにあっちこっち適当におもちゃを振り回していたのだが、
そんなことお構いなしに必死に食らいつくまつりちゃんにいつのまにかこちらも本気スイッチが入る。
ウィスカーパッドを膨らませながら猫パンチを繰り返している姿はなんともかわいらしく、気づけばすごーく気持ちが穏やかになっていた。
ご自宅をリノベして、趣味でやっている店なのかななんて思っていたが、お茶もおやつもプロの域。店主や他のお客さん含んだこの空間もよかったのだが、なによりも無邪気に遊ぶまつりちゃんにかなり癒された。
ここは代々木八幡宮のおひざ元にあるだけに、気もいい場所なのかもね。
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