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初夏を楽しむ【京料理 木乃婦】@四条/京都

ミシュランガイド京都2022で一つ星に選ばれたという、【京料理 木乃婦(きのぶ)】。1935年(昭和10年)、御所御用達の料理旅館「木藤」の暖簾分けで創業した料亭とのこと。

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今回は中庭に面した個室でおまかせ会席をいただく。

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まずはお煎茶が出される。

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タコとたたきオクラ

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器がステキ。

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とろふわなたたきオクラの中にはプリプリのタコが隠れている。
海ぶどうの食感と生姜の爽やかさがアクセント。

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毛蟹とトリガイの出汁ジュレがけ

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見た目涼やかな一品。
肉厚なトリガイに、香りよき毛蟹に、濃厚なウニとそれぞれの素材のおいしさもさることながら、出汁のジュレがずーーーーーーーっと飲んでいたいぐらいうまい。

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お造りは鯛ととろ
とろは土佐醤油、鯛はみぞれポン酢でいただく。
写真ナシ

ウキの柄の御椀には鱧とジュンサイの汁もの。

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鱧がふわっとやわらか。上品なかつお出汁。

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丹波西山酒造の小鼓 純米大吟醸

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夏向きなクイクイっとススム味わいながらほどよく甘みもあり、食事に合う。


鮎の笹焼き

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香りよき鮎は頭から尻尾まですべて食べられるやわらかさ。
一緒に添えられた酢蓮があっさりとおくちなおしに。


ふかひれと胡麻豆腐

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和食でふかひれとは斬新だが、【木乃婦】のスペシャリテの一つ。アツアツな土鍋で運ばれる。
とろとろで濃厚なごまどうふに肉厚なふかひれ。

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生姜と出汁が効いたスープがしみじみうまい。

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おいしい時間はあっという間に過ぎ、ごはんなどとともに、ほうじ茶が運ばれる。

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ごはんはこれまた斬新!カツ丼?!
ご飯の上にサクサクとした食感の鱧のフライが乗っている。

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わさびがさっぱりさもプラスしている。

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赤だしの味噌汁もいうまでもなくうまいが、シンプルな水ナスもうまいな。

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デザートはフレッシュなマンゴーと巨峰にマンゴーのエスプーマをかけたもので、まるでフレンチのデザートとして出てきそうな一皿。

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ふわとろなめらかなエスプーマの下にあるココナッツのクリームが合わさり、南国感を醸し出している。

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伝統的な日本料理と言うよりは、新しい風を吹き込んだ日本料理で、その新しさが食べる側のワクワク感を駆り立てる。その一方で、基本の出汁はあと引くおいしさで、ひとくちひとくち大事に食べたい気持ちにもさせてくれる。

個室でゆったりといい時間を過ごせたな。

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