フォンドヴォーがベースの【麺や一途】@武蔵小山
今はなき、高級フレンチの名店【マキシム・ド・パリ】などフレンチを渡り歩いたシェフが作るフォン・ド・ヴォーをベースにしたラーメンが食べられるという【麺や一途(めんやいちず)】。
店入口に掲げられているメニュー名を見ると、人の名前がずらりと並ぶ。
正直、外観からフレンチの香りは一切してこない。
店内は厨房を囲むカウンター席と、フレンチのコースが食べられる個室が一部屋あり。
ラーメンを食べるカウンター席でもワインとコンフィを楽しむ客の姿もある。
一番人気!
旨麺 衣利:1000円 サービスでライスがつく。
フレンチ出身のシェフが作るラーメンだなんて聞くと、盛り付けなんかも繊細な感じなのかななんて思っていたら、むしろ真逆と言ってもいいぐらい、驚きの光景が目に留まる。
え?麺がスープに沈んでいない・・・。
スープの粘度が高いので、スープの中に麺を押し込まないと、スープが一部しか絡まないのだ。
トッピングスライスオニオンと共に、丼の下から麺をすくいあげ、全体にスープをしっかりと絡める。
どろっとしたスープは豚骨ベースではないので重みはないが、味噌味のスープは、バターを混ぜ込んだようで、甘みもあり、濃厚な味わい。スープだけを飲むと塩気が効いているが、麺やライスと併せるとちょうどよい。
片栗粉でも入っているかのように、食べていくうちに、スープの粘度はなくなってくるので、ベジポタのように麺にスープが絡んで、知らぬ間にスープを飲み干す(食べつくす)ということはない。
お好みでラー油を入れて味変も可。
クリーミーカレー麺 利:850円
こちらのラーメンはフレンチっぽさを感じる一皿。
こちらはカレーうどんやカレー蕎麦のようなカレーの味が前面に出てくるタイプではなく、やさしくカレーの香りが広がる。
チャーシューは豚と鶏が乗っていて、どちらもやわらかしっとりだが、豚バラチャーシューは脂身多めなので、一旦スープの底に沈め、脂身を温めるとなおよい。
生クリームが使われているのでクリーミーな味わい。
どちらもこっくりとした味わいのラーメンであるが、フォン・ド・ヴォーの効果か、あまり重さは感じず食べられるので、女子もライスをつけているのが印象的。
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