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あと引く親子カレー【鳥めし 鳥藤分店】@築地市場

外国人観光客が数多訪れる築地場外市場。

多くの観光客は寿司目当てで訪れているが、今回、うまい親子丼が食べたく、【鳥めし 鳥藤分店(とりとうぶんてん)】へ足を運ぶ。

【鳥藤】は創業100年以上の鶏肉専門店で、ここ分店は鳥藤直営一号店として鶏肉料理の情報発信をテーマに展開しているとのこと。
ちなみにJR東京駅構内にはラーメンが食べられる【鳥藤とりそばスタンド】がある。

メニューは親子丼だけではなく、水炊きやから揚げ、鳥めしなんかもある。
親子丼は特上、上、並とあるので、その違いを訪ねると、量は同じだが、鶏肉と玉子が違うという。特上は名古屋コーチンと「極みたまご」というブランド卵を使用し、上は阿波尾鶏と普通の卵、並は信玄どりと普通の卵を使用とのこと。

親子丼 特上:2100円

真ん中にオレンジ色の黄身が乗った、とろとろタイプの親子丼。

色合いからも想像できる通り、しっかり濃いめな割下だが、甘みなどバランスよい。
名古屋コーチンはプリっと弾力あり、香りが鼻からブワッと抜ける。

極みたまごは色の濃さもさることながら、味も濃く、ねっとり。

なので、この黄みを崩すと、さらに濃厚さが増す。
鶏肉もさることながら、親子丼としてもなかなかなうまさ。


親子カレー並:1250円

鶏肉の違いを比べたく、こちらは信玄どりの並にしてみる。
半分、親子丼、半分カレーが盛られている。

まずは親子丼側を食べてみる。
カレーのルーのとろみが弱いせいか、少しカレー味が侵食しているが、先の特上親子丼と比べると、やさしい味わい。

信玄どりはしっとりやわらかで、これはこれでうまいのだが・・・、

驚いたのはカレー。
業務用とは言わないまでも、なんとなく、味の想像できるカレーだろうなとたかをくくっていたのだが、目から鱗のおいしさ。

なんでも鶏のスープを使っているとのことで、カレーではあるが、まろやかでスープのようにスルスルと食べられ、いくらでも食べられそうな絶品カレーではないか。

親子丼の甘さが加わっても、まったく違和感なく一体化。
あまりにおいしく、福神漬けも付いていたが、その存在を忘れるほど。

親子丼にもカレーにも鶏のスープがつくのだが、このスープが本当にうまい。

濃厚で、香りよく、これがカレーに使われていると思うと、納得のうまさだ。

写真を見返すだけで、また食べたくなってくる、ちょっと中毒性ありな親子カレー。うまかった。

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