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ガッツリ行こう【トラットリア ブカ・マッシモ】@門前仲町

イタリア、トスカーナ地方の名物料理、骨付きステーキのビステッカが食べたく、門前仲町の路地裏に店を構える【TRATTORIA BUCA'MASSIMO(トラットリア ブカ・マッシモ)】へ行ってみた。

この日、予約客が3~4組ほどいたが、あえて予約で席を埋めず、フラっと訪れる客のために席を空けているとのこと。

グラススパークリング(プロセッコ):990円


前菜盛り合わせ ブカマッシモ風+季節のフルーツ(メロン、いちじく):3000円+

10種類の前菜の盛り合わせに季節のフルーツ2種をトッピング。
中央にじゃがいもと牛肉のコルテッチェととうもろこしのオムレツ。

丸い揚げ物は材料的にはコロッケだが、シナモンのような香りがふわりと広がり、食感もおからのようなふわっとしたやわらかさ。

甘いとうもろこしが入ったオムレツもふわふわでバルサミコソースがいい仕事をしている。

いちじくとメロンと生ハムはとーにかくフルーツが甘く、フランス産生ハムとの相性は言うまでもなし。
お隣はレンコンのピリ辛トマトはニンニクが効いたトマトソースに酸味がプラスされ、濃厚なのにさっぱりといける。レンコンのシャキシャキ食感もイイ。

ニンジン、松の実、レーズンサラダはバルサミコ酢の酸味とレーズンの甘さが調和。
グリンピースと生ハムのマリネはグリンピースの香りが華やか。ほんのりとした酸味がクセになる。

なすのカポナータはトマトのうまみが凝縮したトマトソースにこれまた酸味が効くことで、濃厚なのにさっぱりといただける。
きのこのマリネはきのこの食感と香り、甘さが絶妙。

セロリとタコのサラダはマリネされたサラダでオリーブの香りがアクセント。
白いんげん豆とツナもさっぱりとした味わい。

全体的に夏向けな味わい。
一皿2人前だが、結構ボリュームあり。

フリウリ・ピノ グリージオ:1200円

ほのかにオレンジがかったワインは前菜によく合う。

ペローニ:990円

イタリア産のラガービールはさっぱりした味わい。

トマトとウニのパスタ

パスタは事前に取り分けるかどうか尋ねてくれる。

オイルベースのパスタで、パスタがプリプリ。
ウニの香りが贅沢に広がる。

ピーチ にんにくとトマトのアリオーネソース添え:1800円

ピーチとは、トスカーナ地方古都シエナ名物のロングパスタで、もっちもち。粉の香りも感じられるが、絡んだトマトソースも負けてはいない。

上にたっぷりかかったペコリーノトスカーノはトスカーナ地方の羊乳を使ったチーズらしいのだが、濃厚さをプラスしうまい。

一皿目のパスタが出る頃、厨房からバンバンという大きな音が聞こえてきた。何かと目をやると、ビステッカ用に牛肉をカットしている。そしてカットされた牛肉がテーブルに運ばれる。

注文は800gからとのことだったので、800gをオーダーしたのだが、圧巻だな。

アブルッツォ・モンテプレッツァ:1300円

ベリー系の果実感じるワインを合わせる。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ:1200円/100g

骨付きブラックアンガス牛を炭火焼きにしたシンプルな料理だが、迫力あるわー。

分厚い赤身の肉は噛み応えのある弾力感でジューシーさもある。噛むと炭火の香ばしさと牛肉の旨味が感じらる。

下味の塩加減が絶妙で、なにもプラスしなくてもうまく、何よりも、前菜がボリュームがあった上に、二人で800gの肉を食べるのは、さすがにキツイかと思っていたのに、気づけばペロリ。

かつてフィレンツェで食べたビステッカのおいしさが忘れられず、しかし、このボリュームを食べきる不安もあり、あきらめていた一皿だが、うまいと食べちゃえるんだな。

注文時、食べきれなかった場合の相談をしていたこともあってか、結局食べきった姿を見て、よく冷えたリモンチェッロをサービスしてくれた。
レモンの酸味と苦味が後味をスッキリさせてくれる。

あ~、うまかったぁ。
ガッツリ肉の塊が食べたくなったら、ココだな。

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