![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64381221/rectangle_large_type_2_de43393a443c1a78a7ec32b1f362b4ec.jpg?width=800)
昼も夜もムルギーランチ【ナイルレストラン】@東銀座
1949年(昭和24年)創業、歌舞伎座そばに店を構える日本最古の印度料理専門店【NAIR'S RESTAURANT(ナイルレストラン)】。
この界隈、銀座とは言え、煌びやかさのない通り。そんな通りで一際目立つ存在だ。
よく見ると、かわいらしい外観だ。
ピンクを基調とした店舗。ワイン片手にカレーを楽しむ客多し。
2階の壁一面には美女がナイルレストランのムルギーランチを神に捧げている絵があり、印象的。
【ナイルレストラン】はインド料理の店なので、カレーの種類もいろいろあるのだが、いつもおススメされるのはムルギーランチ。
2代目が接客していた頃は有無を言わせずこれを注文せざるを得ない勢いであったが、今はそこまでの圧はないものの、やはりおススメされるw。
生ビール:750円
ビールを注文すると、お通しとして、パッパルが出てくる。
パッパルとは他の店ではパパドとも呼ばれる油で揚げた煎餅のようなもので、原材料はウルンドというインド特産の豆が使われている。
食べ方としては、手で割って食べるように言われる。
油で揚げていると言っても、油っぽさはなく、紙のように薄くパリパリと軽い食感。塩味ベースの薄い煎餅は海老は使われていないが、海老のような香りもするので、ビールのつまみに最高。
ちょうどビールを飲み終える頃、ムルギーランチが運ばれる。
ムルギーランチ:1500円
プレートの上には骨付きチキンが乗っているのだが、運ばれると同時に、目の前で手際よくスルッと骨から身を外してくれる。
インドなまりの日本語で、「よく混ぜて食べて」とのこと。
まだらなイエローライスはほんのりとスパイシーな香り。
玉ねぎたっぷりなのだろう、ルーはとろりとしている。
チキン、キャベツ、マッシュポテト、イエローライスとルーをよく混ぜる。
混ぜるとライスがルーの汁気を吸うからか嵩が増した気がする。
早速食べてみると、マイルドさはあるものの、いい具合に辛さも効いている。スパイスの調合具合は「インド風」と記載していただけあり、日本人好みか?改めて、うまいと感じる。夜でも無理やりおススメしてくるだけのことはある。
鶏肉はやわらかで、ザクッとカットされたキャベツの甘みもよく、マッシュポテトがルーと合わさることでライスにルーがよくからみ、すべてが一体化する。
ワンプレートとは言え、ボリュームもあり、大満足。
ちなみに、ムルギーランチのほどよい辛さにインドビール追加。
KINGFISHER:700円
インドではメジャーなビールらしく、軽くワインのようなビールだ。
ライスにビールは合わないと考えている派だが、ムルギーランチは食事としてだけでなく、つまみとしてもいけちゃうカレーだな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?