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【コラボ企画】コラムリレー De ONE PIECE! 1人目「トラブルは強化イベント」

コラボ企画! 「コラムリレー De ONE PIECE」

今回は、緊急事態宣言が発令されている中、こんな時だからこそ、note仲間でコラボ企画を開催します!!

『ONE PIECE』を引用して、この不測の事態にどうやって向き合っていけばいいかをテーマに、「コラムリレー」という形でお送りしてまいります!

現在参加者は、ONE PIECE研究家の山野礁太さんコメディ道楽家の喜多バグジさん、そして私MAXの3人です。

この企画で、不安や恐怖が少しでも解消され、勇気が湧いたり乗り越えていける一助に慣れたら嬉しく思います。もし、「私も参加したい!」というONE PIECE好きな方がいらっしゃったら、コメントかツイッターでDMを送ってください!参加できますので、一緒に盛り上げていきましょう!

今回の企画の発端となったのは、山野さんのこちらのコラムです。

山野さんは、ONE PIECE研究家として、ONE PIECEとアドラー心理学を組み合わせたり、ONE PIECEで解説するスペシャリストで、とてもわかりやすくタメになるコラムを配信しています。楽しみながら学べて、とても勉強にもなります。

喜多さんも、コロナについて様々なコラムで見解を述べています。

喜多さんは、共にコミュニティ道楽舎を運営していて、元国家公務員という経験から、政治経済に鋭いメスを入れるコラムや、小説も執筆しています。また人生はコメディを合言葉に、クスッと笑えるコミカルなコラムも多数配信しています。

私もつい先日、『鬼滅の刃』から、ウイルスとの向き合い方についてのコラムを配信しました。

山野さんのコラムを受けて、しばらく更新してませんが(笑)、私もルフィ名言シリーズを配信する神アニメ研究家として、今回はコラボ企画で、「ONE PIECE×コロナ禍」をテーマに、コラムリレーをお送りいたします!

「1人目」は私からスタートします!


生き残るには、滅ぼすのではなく変化すること

紹介した山野さんのコラムでは、ダーウィンについてONE PIECE的解説が述べられていました。その中で触れられていた、ダーウィンの『種の起源』では、「変化・適応したものが生き残る」と言われています。

エニエス・ロビー編では強敵を前に「ギア2」「ギア3」という新技を披露したり、何と言っても頂上戦争戦の後、3日後にシャボンディ諸島に集まる約束をしていた仲間に向けて、「3D(X)2Y」というメッセージを送ったことは、『ONE PIECE』においても重要なポイントだと思っています。

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「3D(X)2Y」とは、「3日後ではなく2年後に集合する」という意味です。
強敵ひしめく新世界を生き抜き、仲間を守る強さを身につけ、海賊王になるには、2年間の修行が必要だと判断したわけです。つまり障害を前に、時間をかけて遠回りすることにしたということです。

もしそのまま、「2年も待ってらんねぇ!」と言って、弱いまま強引に突き進んでいったらどうなったでしょうか?間違いなく、簡単にやられてしまい、強者に支配されて生きるか、殺されて物語は終わるでしょう。

相手や世界といった環境(設定)そのものを変化させることはできません。ステージを変化させるということは、まさに「台無し」です。
変えることができるのは、環境ではなく自分だけです。環境というものは、自分の物語が発動するステージそのものです。だから、変えられない環境で生き延びるのは、その環境に対応するよう変化した者なのです。

人が相手なら倒せるかもしれませんが、自然や環境は人の力ではどうにもなりません。『ONE PIECE』でも、ロギア系の強さは圧倒的です。
新型コロナも、既に環境の一部になりつつあります。厳然として世界に存在するようになりました。その事実を変えることはできません。ならば、こちらが変わるしかありません。


「せいをおかげに」することで、敵も味方に

人類は、生き延びる為に、驚異となる存在を滅ぼした歴史があります。そして、生きていく中で敵でなくても、幾つもの生物を絶滅させています。
過去の感染症でも人類は苦しめられてきましたが、天然痘ウイルスだけは、根絶させた経緯があります。仮に、もし全てのウイルスを根絶させたとしたら、それは自分が変化するのではなく世界を変えることだし、何よりバランスが崩れて、結局は自分の首を絞めることになるからです。

ルフィは、敵を倒しはしますが、滅ぼしはしません。だから、ルフィが倒した敵は、後々味方になったり、認め合い、協力者になって助けてくれたりします。その時は「敵」であっても、役割を認めれば、敵味方を超えた存在になるのです。

敵として立ちはだかっても、「せいをおかげに精神」で向き合って行けば、乗り越えるべき壁となって、自分を成長させる相手になります。そして、「おかげ」だと認めらた時、本当の意味で敵は敵ではなくなります。成長も一つの変化です。敵だから倒すのではなく、こちらが変化適応することで、敵だと見えしものは、その姿を変えるんだと思います。

『ONE PIECE』のように、単純な力の強さではありませんが、生きていく為には、そういった適応する変化が必要なのは間違いありません。


コロナ禍は人類強化イベント!?

ゲームなどでは、「強化イベント」というものがあります。
例えば、一度必ず負けなければ次に進めない設定になっていたり、規定のレベルに達してなければいけなかったり、仲間が必要だったり。

『ONE PIECE』でも、特にグランドラインに入ってから強敵と戦う時、一度は負けるようになっていて、その度にルフィはやられても立ち上がり、新たな技を身につけたりして敵を倒します。

頂上戦争では、仲間を守れず、兄を目の前で失ったルフィは「おれは!!弱いっ!!」と絶望を叩きつけらます。

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自暴自棄になったルフィに対してジンベエはこう言います。

「失った物ばかり数えるな!!無い物は無い!!
 確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」

ルフィは、自分の手を見、涙を流しながら言います。

「仲間がいるよ!!!!」

仲間がいるよ

ルフィは、失ったものと向き合って初めて、手にしている仲間の大切さに気付けました。

過去の震災でも、今回のコロナ禍でも、命や自由、仕事や時間など、失ったものは色々あると思います。ですが、手放すから新たなものを手にすることもできます。
失ったものは戻ってきません。失ったものに捉われるのと、潔く認めて、新たなものに手を伸ばすのと、どちらがいいでしょうか?

新型コロナウイルスが、自分を脅かすただの敵なのか、強化イベントとして立ちはだかる壁なのか

そういう視点で見ると、平たく言えばコロナ禍は、人類にとっての強化イベントと言えます。そして、人それぞれ何か変化することで、いつか「おかげ」になったと言える日が来るはずです。

コロナ禍は、確かに世界を巻き込む大きな問題ではありますが、実はただの強化イベントに過ぎないのかもしれません。

強化イベントは楽なものではありませんが、ジンベエの言葉にあったように、失った物ばかり数えて現状を嘆くのではなく、自分にとって何が大切なものに気付かせてくれることでもあります。今手にしているもの、これから手にしたいものが何か、向き合ういい機会なのかもしれませんね!


というわけで、【コラボ企画】コラムリレーの「1人目」は私MAXがお送りいたしました!
「2人目」の山野さんに、バトンをお渡しします!


ー追記

2人目の山野さんが、コラムを投稿を配信してくれました!
山野さんらしい優しさが溢れて、自立心を高めるコラムです。今回の「強化イベント」というテーマをうまく繋いでもらえているので、是非合わせてご覧ください!

さらに、3人目として、全方位型エンタメブロガー!の盟友・喜多ばぐじさんが、「自由と支配」について、自身の経験から熱くも面白おかしく紹介して、繋いでくれました!


https://note.com/yama05221555/n/ne891f0b137db

画像参照:ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

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