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百不思議の小学校‐不思議探偵事務所‐消えた猫(下)

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。
その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

「あなたの運が良ければの話ですね。」
「え?」彼はどうやら僕の言いたいことが一粒の分からないようです。
「あなたがその箱を捨てた場所に連れて行ってください。」
そういわれたので、彼は僕を捨てた場所へ連れて行ってくれました。
そこには箱がありました。
それを開けてみると、宝石がありませんでした。
もうその宝石は盗まれていました。
「あ...」と彼は今僕の言いたかったことに築いたようにひざを地面についてしまいました。
「そ、そんな…」信じれないという顔で彼の顔からは涙が流れ出ていました。
「このダイヤモンドはもうあなたにはあ・げ・れ・な・い・っ・て・こ・と・で・しょ・う。」と少しため息をついていた。
「え?」と涙で濡れた顔を上げました。
「彼の返してほしかった方は箱の方です。あのダイヤモンドは重りとしてつけていたのでしょう。あれと同じぐらいの意志を見つけましょう。」と、彼にとっては訳の分からないことを言いました。
しかし、彼は「は、はい」と、ちょうど川辺だったので、川岸から石ころを持ってきました。
「ほう。きれいな石ですね。それを洗って乾かせばこの中に入れることができるようになるでしょう。」
その石を洗い、川辺において乾かしているときに、彼は僕にこう聞いてきました。
「どういう意味ですか?」
「どういう意味とは?」
「すべてのことです」
「あの人の名前はハリスタ・コーレン(はりすた・こーれん)。彼はこの箱を大事にしています。なぜかというと、彼の母の最期の贈り物だったからです。もちろん妖怪だからと言って、親がいるわけありません。っとみんなは思うでしょう。」急に僕は貌をこわばらせました。
「は、はい」
「それは大間違いです。妖怪にも動物にも、化け物にもこの世界では家族が必ずいます。そして、年を取ると死にます。そういう風にみんなは生き延びてきたのです。」
「生き延びてきたとは?」と不思議そうに彼は聞いてきました。
「『死神』です。」
「し、死神!?」と、少し顔を青くしてきました。
「彼は子供のの妖怪、化け物などを片っ端から殺していました。なのでその死神から守るために、家族関係というものが生まれました。もちろん死神は死の神なのでしにはしません。もう死んでいますから。彼は妖怪に対して、あなたがたの悪い心(にくいこころ)からできました。なので、妖怪などをころしてきましたが、親がそのせいでどんどん強くなったため、まだ未熟な子供たちを狙うようになりました。」
「僕たちのせいで…」
「なので、もう少しで死にそうな彼のお母さんは最後の力を使ってこの箱を作りました。」僕は黒い箱を見せた。
「彼を絶対に守るように、と。」
「それではそろそろ乾いた頃でしょう。とってきますね。」
その石を箱に入れると、彼に持たせた。
「これをあの最後の手紙が置いてあったところに持って行ってください。これをそこに地面に置けばあなたの猫はもどり、この箱は彼にわたります。大丈夫です。彼は生き物の面倒見がいいので、あなたが返せば許してくれるでしょう。」と、優しく彼に声をかけた。
それからその静かな道まで行き、箱を地面に置いた。
すると、目の前に彼が現れた。彼は子供だった。そして手には…猫を持っていた。もちろんその猫は依頼者のものだとは分かっていたし、その猫は普通に元気だった。
その猫を話し、箱を手に取った。そして、だんだんと薄くなっているときに、一言だけ言った。
「許すよ。」

それからは再開した子猫と依頼者はとても喜んでいた。
すると、遠くから一人の女の子が走ってきた。
「あ、佐名木(さなき)!どうしてここに?」
「さっきまでそこ公園で友達と遊んでいたのよ...あ!石丸ー!」と猫に飛びついた。
彼の名前はどうやら石丸のようだ。
「彼が見つけてくれたんだ。」と彼は僕に向いてきた。
「ありがとうございます。あ!もしかして府氏橋探偵?」と聞かれたので、僕はにっこりした、
「そうだよ。どうかした?」
「2カ月ほどに前に誘拐されて、一人の少年と会ったんだけど、彼が私を助けてくれたの。そして、段ボールの後ろに隠れたら消えちゃったんだけど彼が誰かは分からない?」と、聞いてきた。
「ええ彼ですか。よく知ってますよ。彼はいつも人を助けてヒーローになる練習をしている妖怪少年ですよ。彼の力はまるでこの世界でも一人で消せるほどです。しかし、彼は決してそういう悪いことはしませんから心配はいりませんよ。たった一週間ほど前に会いましたよ。」と僕は落ち着いた声で返事をした。
「へー、あなたはどのぐらいの妖怪と知り合いなのですか?」と聞かれたので、
「大体一万人ほどですかね。」それを聞いた二人は驚いていた。
「まあそれじゃあまたいつかそのことも話をさして上げれるかを聞いてみましょう。それではまた。」
と僕はトコトコ歩いてった。