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百不思議の小学校シリーズ

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日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言わ… もっと読む
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最近は百不思議の小学校が小学校じゃなくなってきた。
でもそれはわざと。じゃないとネタが思いつかない。
でも百不思議の小学校と呼び続ける。
少々失礼します。

百不思議の小学校‐地獄へ落ちた少年少女1

百不思議の小学校‐地獄へ落ちた少年少女1

府野火健太
石野葉波
舩場氏幸四郎
堀野過俊

「今日もいい天気だな~」僕は横の皆に行った。
「確かにね~」石野が空を眺めながら頷いた。
「それって僕からすれば話題が思いつかない時に出す話題第一位だよ」舩場氏は腹を抱えながら大笑いした。
「確かにね~」石野はまたつぶやいた。
訊いてるのかもわからない。
「でも雲がないっていいよね、すっきりする」僕は背伸びをした。
「でもさ…熱いよ…熱すぎる…」堀野

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百不思議の小学校‐不適合者

百不思議の小学校‐不適合者

魔法学園には魔法を習いに行く。
魔法を覚え、旅立っていく。
だが、その中に時々、魔法の使えない人が紛れ込んでいることもある。
そんな人を適していない人、不適合者と呼ばれている。

私の名前は覇儺魔屡費盧嘉、魔法学園にいるごく普通の少女。
今は、学校の中を勝手に巡回中。
今までで何かおかしなことを見たことはないけど。
「ひそひそ」巡回していると、2人がひそひそと何かを話してた。
そろそろと近くに行っ

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百不思議の小学校‐魔物

百不思議の小学校‐魔物

「ンンンッ」俺は狼だ。違う言い方で言えば魔物。お前たちからすれば人間にかられる生き物だ。
俺は今までずっと生きてくることができた。これからも隠れて生きようかと思っている。
俺はいつものように森の中を歩き回っている。食べるものが必要だ。人間よりも早くに獲物を見つけなくてはいけない。
この森にはそこまで人間は入ってこないので運がいい。俺はとにかく探した。木から木へと飛び回れるのはいいことだ。移動が速く

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百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(7)

百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(7)

とりあえず岩をよじ登り続けた。岩を上るほど賢くはないだろう。だが、登っているときに思った。登ってからはどうする?別にそのままさまようこともできるがどこからゾンビが現れるのかもわからない。少しリスクが高すぎる。その考えを考え直した。今度考えたことは簡単だ。壁を伝ってできるだけ遠くに逃げる。だが、これも危ない。やはり初めの考えでぞこうする必要があった。なのでよじ登ってみた。慎重に。だが、そこには何もい

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百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(6)

百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(6)

どんどん落ちる。いくら落ちても底なしだ。このまま一生落ちるのではないのかと思い、心がぞっとしたが、違ったようだ。下に落ち続けるわけではなかった。落ち始めてから数分後、大きな湖に落っこちた。
わかっている。ここで生きているというのは完全に科学常識を外れている。何分も落ちていたのだ。普通なら水に落ちた時の衝撃でぺっちゃんこになっているはずだ。だが、大木杏水しぶきを起こして水中にもぐりこんだ。
耳が痛い

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百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(4)

百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(4)

仕事は大変だ。やめて暮らせたらいいと何度思ったことだろうか。
そんなことを考えながら路地を歩いていると足音が聞こえてきた。非常に遅く、うなり声も聞こえてくる。
酔っ払いか? 後ろを見ても誰一人いない。
だが、前を見るといた。だが、人間じゃない。体は腐っていて、目はぎょろぎょろと見渡している。口は開けたままで匂いは言葉にしなくてもいいほど臭い。服からの匂いか体か口の中化はわからないがわかることは一つ

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百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(1)

百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(1)

仕事は大変だ。やめて暮らせたらいいと何度思ったことだろうか。
そんなことを考えながら路地を歩いていると足音が聞こえてきた。非常に遅く、うなり声も聞こえてくる。
酔っ払いか? 後ろを見ても誰一人いない。
だが、前を見るといた。だが、人間じゃない。体は腐っていて、目はぎょろぎょろと見渡している。口は開けたままで匂いは言葉にしなくてもいいほど臭い。服からの匂いか体か口の中化はわからないがわかることは一つ

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百不思議の小学校‐無言話(2)

百不思議の小学校‐無言話(2)

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

バンバンバン 純正の音が聞こえる。
初めは本物の銃弾だと思ったが、おもちゃの銃だと分かるとため息をついた。
びっくりした、そう思ったが、もう一度ため息をついてからその場を離れた。
街中はうるさい。車が走り、

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百不思議の小学校‐真の魔王後編

百不思議の小学校‐真の魔王後編

「ハア、ハア、ハア」彼女はたくさんの魔物と戦い、やっと魔王の基地までやってきた。
彼女の前には不気味に見えないただの原っぱに立っている1つのマンションだった。悪魔の魔王がいる場所には思えなかった。さっきとは丸々違う。
そのまま前に進むと、一人の大男が現れた。金髪で黒いくのを羽織っていた。腕を見れば筋肉がわかる。彼は魔法ばかりを鍛えてきたわけではない。毎日運動をしていたのだと。
「お前は何者だ」争う

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百不思議の小学校‐真の魔王(前中編)

百不思議の小学校‐真の魔王(前中編)

私が起きると、少し前に起きたベッドの同じ場所にいた。
「起きたか、体調はどうかね」そこにはあの老人がいた。「はい、おかげさまで」
私はベッドから降りて頭を下げた。すると、服が変わっていることに気が付いた。
「これは…」私は不思議な素材で作られた服を眺めた。見た目がきれいだ。
「それはある魔物の羽毛を使って作った衣服でな、来た人がどこまで正直かで色が変わるのだ。どうやら正直のようだな」老人は安心して

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百不思議の小学校‐TheSleepingMonster・寝ている化け物

百不思議の小学校‐TheSleepingMonster・寝ている化け物

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

僕・渡辺蓮太は学校が終わり、家に帰っていた。
すると、目の前に壁が現れた。いや、壁じゃない。何かがそこで寝ているのだ。象でもない。もちろんこんなに大きな人間は存在するはずがない。
目の前には毛がぼうぼうと生

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百不思議の小学校‐無言話

百不思議の小学校‐無言話

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

一人子が道を歩いていた。
周りには誰一人いない。静かな道を。
今は朝の7時だ。日が昇って1時間ほどたった。
いつものことだ。誰もいないというのは。
彼は川の目の前に行き、草むらに座った。
風が鳴り響き、居心

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百不思議の小学校‐一週間の昼休み

百不思議の小学校‐一週間の昼休み

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

月曜日朝

「みんな、今日は大ニュースがある。転校生が来たんだ。今日は少し体調を崩して学校に来なかったけど治れば来ることができるらしい。」先生Cは眼鏡を少し上げ、真剣な顔でクラスを見ていた。
だが、皆からし

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