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私が起きると、少し前に起きたベッドの同じ場所にいた。
「起きたか、体調はどうかね」そこにはあの老人がいた。「はい、おかげさまで」
私はベッドから降りて頭を下げた。すると、服が変わっていることに気が付いた。
「これは…」私は不思議な素材で作られた服を眺めた。見た目がきれいだ。
「それはある魔物の羽毛を使って作った衣服でな、来た人がどこまで正直かで色が変わるのだ。どうやら正直のようだな」老人は安心していた。「もしも危ないと感じたら追い出すところだった…」私にはその言葉がかすかに聞こえた。
「今なんかすごい嫌な言葉が聞こえた気がしたのですが???」だが、老人は何も言わなかったかのように口笛を吹いていた。とてつもなく下手だった。
それに着替えているということは… 私の顔が真っ赤になった。「見たんですか!?」彼は首を振った。「着替え刺したのは私でない。彼女だ」彼がドアを開けると、一人の少女が飛び込んできた。
「起きたか、良かったー」とても元気で活発的だとみてから1秒以内で分かった。少し服の面積が少ない気がするが…気のせいだろう。
「彼女は今の魔王だ」私は驚いた。「ま、魔王!?」私の知って居る魔王とは魔族の中にいるトップ、勇者が倒す者だ。そういう風に大体のアニメではなっている。
私が何か変なことを言ったら殺される気がした。「ま、魔王様、いったいなぜここに」すると、逆に意外な方向へといった。「かしこまるでない、私に対してかしこまるのは禁止じゃ」
彼女が頭を高くして笑っていると、頭の上にこぶしが降り注いできた。「ふぎゃ!」地面で頭を抱えている魔王の後ろではあの老人がいた。「すまんな、少しせっきょをせえ偏といかんか」
老人は彼女・魔王の首根っこをつかんで、引きずっていった。「ししょー、勘弁してー、ねえ、助けてー!」彼女は泣きながら老人に引きずられていった。
「こんな魔王がいたんだ」私は少し安心した。魔王が悪い人には思えない。ただのやんちゃものだ。「というか魔王って人間?それとも魔族?」
とりあえず外に出ると、森の向こうから大きな音が聞こえてきた。それにつられて地響きも聞こえてくる。「?」私はその音と地響きを頼りに森を進んでいくと、2人がいた。
「必殺、太陽光!」彼女が手を空に向けると、光が集まりだした。最後には目が眩むほどの光が集まった。「とりゃ!」彼女は老人に向かって光の塊を飛ばした。だが、彼は1本の剣でその光を真っ二つに切り、みじん切りに切った。
「忍法、影分身の術!」今度は影の中から彼女がたくさん出てきた。「ハー!」彼女が燃えているように見えたが、とても透き通っていて、どこかで見たことある気がした。「カー、」彼女は横に手を合わせた。
「メー、」老人はまた刀をしまい、切る体勢をとった。「ハー、」私は目を大きく開いた。「まさかこれって…」「メー、」彼女は老人にめがけて手を向けた。「ハー!」すると、手から光が飛び出た。「かめはめ波だ…いったいどこからそんな情報を…ってことは前のは…忍者?」彼女は私のほうを見た。「あ、ハロー」彼女は私のほうを見た。「よそ見はする出ない!」彼は目にとならぬ速さで彼女の前に行き、首を真っ二つに切った。
シャキッ!

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