本気の人としか繋がらない。
やっと、我が家のモミジも紅葉して参りました。
この夏、暑すぎたのと、その時期に剪定をお願いしたので
もみちゃん、ご立腹か。と懸念しましたが、
朝晩ぐっと寒くなったらオレンジ色に変わってきました。
自然には逆らえないってことだね。
こんばんは。
国産米粉のパン工房 ジョインズハウスの安田です。
タイトルの「本気の人としか繋がらない」
これはかねてより思っていた事ですが、
リーディングセッションをはじめるようになり、
よりそれは感じることであります。
パン屋を始めた20年前、その頃はよく、私も作るんです。
という結構挑戦的な女性がご来店されました。
滔々と自分のやっていることをお話になるわけですが、
内心、だったら、ご自分でも開業されたらいかがでしょう?
と思っておりましたが、私は、あぁ、そうですか。としかお答えできません。
今、話されたことを、同業の男性経営者の店で言えますか?
とも思っておりました。
開業に至るまで、どのようにすればいいか、
どのようなことが必要なのか。それを継続するにはどうすればいいか。
真剣に考えていたなら、軽々しくは言えないな、私なら。
パン以外のメニューである、リーディングセッションでも、
最初にお会いしただけで、本来の快活なひとを取り戻したい、と
本気で考えているのか、ただの冷やかしでいらしたか分かるものです。
先日、カードリーディングセッションにお初で来てくださった方は、本気で、真面目で、自分が出来ることをうまく出せないでいる方でした。
そして、彼女のお悩みのひとつは、今私が取り組んでいることを応援してくれていることだと感じました。
正に、本気で探してくれた先には、そのひとにも、こちらにも
拓けるような展開が待っているということです。
なぜ、ここに辿り着きました?とお伺いすると、
週刊情報誌の新店情報に載った記事を読み、
ホームページのQRコードから入り知ったそうです。
お子さんが小麦粉アレルギーをお持ちだということで
「国産米粉のジョインズハウス」でヒットした先にリーディングもあったというわけです。
いつも、初めてのお客様には冷凍庫に保存してある
米粉パンを差し上げているので、朝、解凍しておいたのですが、
「あんぱん、凄く美味しかったです。」
「実は昨日、買いに来たんです。」と。
え? 全然気づきませんでしたわ、わたし。
開店直後に小学生の時に来ていました、という青年といい、
このあんぱん繋がりはなんなのでしょう。
そこから、ひとしきり、小麦粉アレルギー対応するのに
どれほど大変か、廻りに該当者がいなかったので
びっくりすることばかり。そりゃ、疲弊するわけだ。
ご自分で米粉でお菓子やら料理を作ってはみたけれど
思うように美味しく出来ない米粉パンだけは買うしかない。
と、実店舗など探してはみたものの、原材料表示をみると殆ど米粉も入っている、というのが殆どで
完全なグルテンfreeの米粉パンはなかなか売っていないんです。
あったとしても、あんまりお味が…。
そのわりにお値段が…。ということを、他の同業者を気にしながら作っていない私は、その実情に驚くことばかりでした。
しかし、普通の小麦粉のパン屋さんがなぜそういう状態なのか、
そして専門の米粉パン屋が少ないのか、は、製造する立場として
もわかる。
そして、簡単そうで実は美味しく作ることの大変さも、
普通の家庭では、ということも、わかる。
であるなら、難しいからこそやりがいがある。
なんて、ばかみたいに毎日試作を続けられる今の環境は
最適な時なのではないか。と知らされた。
かつて、現在土曜日に販売する何倍も作り、売り上げもあった。
しかし、なんのためにパン屋を始めたんだっけ?を忘れてしまう程疲弊してしまっていた過去よりも、
今、出来る範囲で最大の丁寧さをもって作る方がずっと幸せなのだ。
そうだよ、だから、今なんだ。
土曜日以外も注文販売致しますが、
うちの米粉パン、はじめて。と言う方は、まず、
1個から買える土曜日にいらしてみてくだされ。
※ホームページは諸々載っております。
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