オリンピック選手が教えてくれた【最高のパフォーマンスを引き出す】マインドセット
オリンピックに出場する選手って、
どんな精神状態なんだろう？
想像もできないし、
人生の中で体験することもないだろうけれど。
オリンピックを目指すって、どういう気持ち？
スタートの瞬間って、どんなマインドになるの？
こんにちは！
レッツジョイン公式note編集長の和田です。
４年に一度開催されるスポーツの祭典オリンピック！テレビで観戦したり、現地に赴いて応援される方もいらっしゃると思います。
トップアスリートが全力で勝負する姿は、見ている私たちの心も熱くしてくれますよね。
実は、私たちジョイングループの仲間にオリンピック選手がいます！
スノーボード選手 斯波正樹さん
日本のスノーボード選手。
2018年平昌オリンピックでは男子パラレル大回転に出場。2009年、2011年、2013年、2015年、2017年、2019年のスノーボード世界選手権にも出場。今期ワールドカップのパラレル大回転で自己最高４位。
斯波選手は、令和５年５月９日に開催されたSAJスノーアワードにて『優秀賞』を受賞されました。受賞は、2018年に続く２度目となります。
SAJ SNOW AWARDは、公益財団法人全日本スキー連盟が、スキーとスノーボードでそのシーズンに目覚ましい功績を残した選手を表彰するイベントです。2023年の優秀選手賞には男女合わせて21人が選ばれました。
今回、オリンピック選手である斯波さんにインタビューをさせていただける機会を得ましたので、世界で活躍する人のマインドセットについてお聞きしました。
ハッとするような気づきがあり、私たちの日常でも活かせることが多くありました。ぜひ、最後までお読みいただけたら嬉しいです。
毎年１歳ずつ年を取ると決めたのは誰ですか？
―この度は受賞おめでとうございます！まずは、受賞されてのお気持ちをお聞かせください。
率直に嬉しいです。２回目の受賞なんですが、今期のシーズンが自分のキャリアで最高の成績を残せたので、達成感もありますし充実した喜びを感じています。
一方で、次のシーズンの目標設定も取り組むことも明確になっていて、とても冷静な自分がいます。
表彰してもらったことで、さらにやる気も出ましたし、世界で活躍している他の選手から良い刺激をたくさんもらいました。
―先月（４月）で37歳の誕生日を迎えられたとのこと。年齢を重ねても、ベストを更新し続ける強さはどこからくるのでしょう？
僕の中で、年齢的な体力の衰えは全く感じていないんですよ。身体の状態も良くて、もっと体力を上げていけると思ってます。
年齢を重ねることによるデメリットは感じてなくて、むしろメリットの方があると思うんですよ。身体の作り方とかメンタルのコントロールとか。
―「年齢の壁」を口にされる方も多いと思います。斯波選手は、むしろ進化される理由があると思うのですが、いかがですか？
そうですね。一番大事なのは、マインドセット。
マインドセットというのは「思考とそこから出てくる行動」のことなんですけど。
みんなは数字が増えれば年を取るという風に信じ込んでいるから、年を取っちゃうんだと僕は思っています。
自分は世界を代表するトップアスリートだと思い込めば、そういう行動になるし、そういう意識になっていく。年齢もそれと一緒。
僕は少なくとも、現役続行中は１歳ずつ若くなるって決めてるんで。
そうすると、トレーニングの方法もより良いものを知っている人と出会ったり、栄養の取り方とか身体の治療とか、スペシャリストに出会ったりする。
ケアの質もアップデートされていくんで、結果的に年齢よりも若々しい見た目になったり、体力も含めて進化するんですよね。
何を「信じている」かに気づく
こういう話をすると、ほぼ100%の人から
「でもね、やっぱり年を取るとさ～」
って言われるんですよ。
信じられない人に信じろとは言わないですけど、問題なのは年齢じゃなくて、あなたが何を信じているのか？ということなんですよね。
最高のパフォーマンスを出す力は「失敗の経験」が鍵。
―最高の状態に仕上がっても、本番で最高のパフォーマンスを出せるかは別の問題のように思います。
そうっすね。僕が学んできたのは、リラックスすればいい結果、いいパフォーマンスが出せるってこと。
でも、実際にそれができるようになるのは、経験の中で培ってきた感覚の部分がすごい割合を占めてるので、とにかくトライ＆エラーしかない。
またやっちゃった！みたいな苦い経験や悔しい経験をすればするほど、経験値が上がっていくんで。
一方で、サラッとコツを掴んじゃう選手もいるんですよ。だから、時間をかければ良いっていう話でもないんですけど。トライしたから得られることであることは、間違いないと思います。
失敗することが学びなんだと気づいて、そこに喜びを見出せるようになると、チャレンジが増えて成長する。最後には、サラッと力まずにパフォーマンスができる自分に繋がるんじゃないかなと僕は思います
―失敗の経験の中から、最高のパフォーマンスを引き出す状態を見つけ出していくのですね。とは言え、今の日本の状況を見ると「失敗が許されない」「失敗しないために」という教育や仕事環境があるように思います。そのような環境について、斯波さんはどのように考えられますか？
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続きは、次の記事でお届けいたします！
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